新型コロナか肺炎か風邪か判らない?市販薬で飲んではいけない薬はある?

新型コロナが怖いのは、肺炎を併発する恐れがあるからです。

PCR検査の結果が出るまでの間『ただの風邪だろう』という目論見で市販薬を飲んだ人ほど、
症状が長引くという事例もあります。

https://twitter.com/2xBCf4G2CDMAKd4/status/1702075437760074180

©twitter.com/2xBCf4G2CDMAKd4/

今回は新型コロナ、肺炎、インフルエンザ、風邪か判らない時に
飲んではいけない市販薬、OKな市販薬をまとめてみました。

新型コロナか判らない時に飲んではいけない薬

新型コロナか風邪か判らない時に飲んではいけない薬は以下の2つです。

  • 古い世代(第一世代)の抗ヒスタミン薬
  • 麻薬系(コデイン)・中枢系薬

現在のお薬の処方は、病気の原因であるウィルスを体の外に
出すだけ出してしまう対処療法が殆どです。

その為、医師は『安静にして水を多めにとって寝ていてください』と言います。
咳に関しては咽頭炎になっては元も子もないので、お薬を処方します。

ただし麻薬系の薬は『寝るときに咳で眠れない』と寝るのに支障がある場合のみ。
一週間だけリン酸コデインを処方します。
その他は非麻薬系で、中枢系ぐらい効き目があるメジコンを処方する先生が主流になっています









抗ヒスタミン薬を処方しない理由

抗ヒスタミン薬を処方しない理由は、鼻炎の薬を見れば判ります。
40年ほど前は、鼻づまり=鼻水を止めるという見解でしたので、ペリアクチンという
抗ヒスタミン薬が処方されていました。

しかしこれは気道粘膜の分泌を抑制し、痰がねばり、吐いてしまう患者が増えたのです。
それだけでなく熱性けいれんを起こす子どもが出てきたので、取り扱いが禁忌となりました。

現在は、鼻水は出してしまう塩酸カルボシステイン(ムコダイン)が主流になっています。
市販薬ではストナが有名です。痰をスムーズに輩出するブロムヘキシン塩酸塩も配合されている所がポイントです。

中枢系の薬は何故新型コロナには不向きなのか

俗に言われれる咳止めのは、中枢系とよばれるものもあります。
脳の咳中枢に作用して無理やり咳を止めてしまうものです。

咳中枢を止めてしまうと、気管支喘息を持っている人は気道が狭くなり、呼吸困難になります。
新型コロナで咳が出る、全身倦怠感がある人が、脳の中枢で『症状をだましてしまう』お薬を飲むのは危険なのです。

©twitter.com/tukika99_date/

風邪の際に処方する咳止め

医師が風邪と判断した際に処方する咳止めは、ノスカピン(非麻薬系咳止め)です。ノスカピンと気管支を拡張させるテオフィリンが配合された薬が売っています。

風邪は患者の免疫力で治すのが一番なので寝るのが一番ですが、眠れないほど咳がでる場合のみ中枢系の薬を夜に最低限処方するのです。

これらの薬には、飲み続けると患者さんによっては肺炎になる危険性があることから
新型コロナの疑いのある患者さんにはお勧めできないのです。

いかがでしたでしょうか。
PCR検査の結果、風邪と判って市販薬を購入する場合でも、なるべく
処方箋に近いものを選び、安静にしているのが治る近道かもしれません。










合わせて読みたい!関連記事一覧

コメントを残す

このページの先頭へ