激しい運動後に背中に激痛・運動後急性腎障害とは

体育の授業でダッシュを繰り返すなど無酸素運動状態に陥ると
運動数時間後い激しい背中の痛みや吐き気が出ます。

これは運動後急性腎障害と呼ばれますが原因はなんでしょうか。

運動後急性腎障害の原因

運動後急性腎障害は、強度の高い無酸素運動を行う事で発症します。

強度の高い無酸素運動は体に大量の活性酸素を急激に発生させ、
尿酸の輩出が間に合わず腎臓に負担がかかるため一時的な腎障害が起きるのです。

主な症状は以下の通りです。

  • 主な症状は急激な腰痛、吐き気、背中の痛み
  • 運動後数時間後に上記の症状が現れる
  • 2~4週間激しい運動を避けることで容態は回復に向かう
  • 再発率は2~3割
  • 生活習慣によっては再発後尿管結石を起こすことも

急性運動腎障害を起こした後は尿検査と血液検査を念のため行った方が良いです。
急性腎障害を繰り返すと腎機能そのものが落ち、
慢性腎不全に移行してしまう場合があるからです。









運動後急性腎障害の対処法は

運動後急性腎障害の対処法は輸液、痛みに対数非麻薬性の鎮痛剤など、
対処療法が中心になっています。

その後は、患者さんに食習慣運動習慣を中心とした生活習慣の改善につとめてもらう事になります。

運動後急性腎不全の再発を防ぐ為には

運動後急性腎不全の再発を防ぐ為には以下の事柄に気を付ける必要があります。

  • 強度が高い無酸素運動(ダッシュなど)を要する部活は内容を選んでする
  • 脱水を防ぐ
  • 体調が少しでも思わしくなければ運動はやめる

これらは患者の中心世代である10~20代の男性に特に言えることですが、たまに30~40代、50代の女性も
診断される事もあります。

必死で頑張る運動は避けるべき

30~50代の患者さんが発症した場合は、上記の事柄の他にも以下の事柄に気を配りましょう。

  • 何等かの理由で頑張らなければいけない運動はやらない
  • 運動前の暴飲暴食夜更かしを控える
  • 予防接種直後の運動はやめる

スポーツクラブにレッスン通いやトレーニングをされている方の中には、必死に頑張る運動をするために毎日行かなければ体がおかしくなるという一種の依存症の人も大勢います。

運動後腎不全を何度も起こした後では年齢的にも健康は戻りません。自分の体は自分で守らなければいけないので運動はほどほどにしましょう。










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