熱中症による頭痛は子供にも?
年々日本列島を猛暑が襲い続け、毎年記録を更新してしまうほど暑い日々が続きます。
それに比例して熱中症による死者数も年々増加傾向にあると言われているそうです。
例えば、1995年ころには熱中症での死者数は318名だったのに対し、2010年には1731名とかなりの数の方が、熱中症で亡くなっている事がわかっています。
そしてその中で子供が熱中症で亡くなるケースも増えているのです。
そうならないためにも子供の頭痛には注意しなくてはいけません。
子供が熱中症になるって本当?
子供はいつだって元気に動き回っていて、暑い夏だからといっても元気いっぱいで外で遊んでいるものだと思ってしまいます。
ところが子供は小さな体なのに大人と同じだけの汗腺をもっていて、暑い夏はその汗腺から大量に汗を出して体温を調節しようとします。
だから子供が汗をかくとびっしょりになってしまうのです。
そして、小さな体からは大量にミネラルや水分、そして塩分が失われてしまいます。
この事から子供は熱中症になりやすいのです。
そのため、子供は大人よりも熱中症に注意しなくてはなりません。
熱中症の症状は子供も大人も同じ?
ところで、子供が熱中症になるとどのような症状が出るのかわかりますか?
実は子供が熱中症になった時でも大人と同じように「頭痛」「寒気」「吐き気」といった症状が出てくるものなのです。
そして初期症状の出方もほとんど同じなので、単なる体調不良であると勘違いしてしまい、重度化してしまう事で命が危険にさらされる事も多くなるわけです。
そうならないためにも、本当は初期の段階で気づいてあげる必要があるのです。
ですが、子供だけの場合にはどうすればいいのかわからないので、重度化してしまうというわけなのですね。
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熱中症の子供の頭痛の改善策は?
もしも暑い日に、子供が頭痛や寒気などを訴えた場合には、体を温めてあげようなどとはせずに、水分とミネラルを補給して様子をみましょう。
そして、できれば涼しい場所で安静にしてあげるといいでしょう。
様子を見ながら水分とミネラルの補給をしていれば、やがて頭痛も少しずつ改善されてきます。
もしもそれでも改善がみられない場合には、かかりつけの病院などで受診した方が良いでしょう。
ただし大人がいない時にはどうすればいいのかがわかりません。
そこで大人がいない時の対処の方法を子供にも教えてあげます。
子供が自分で対処できるようにする
飲み物は常に子供が取れる位置に入れておく(冷蔵庫の中)。
水筒に氷を入れてスポーツドリンクを用意しておく。
それと同時におやつとしてナッツ類を置いておく。
さらに熱中症対策の飴を常に取れる位置に置いておくというのもいいでしょう。
いずれも必ず子供に水分の補給をする事や、飴を食べる事、ナッツを食べる事を教えておく必要があります。
外出先の場合でも冷たい水を飲んで体を冷やせるように、水筒に氷を入れてスポーツドリンクを用意したりする事を怠らない事も必要です。
まとめ
熱中症を発症してしまっても、子供はなかなか自分の身体の変化に気づけない事も多いです。
だからこそ、子供が頭痛を訴えたりした場合の対処法などを考えておくべきですね。
そのためには、頭痛がしたり具合が悪くなったら熱中症対策のものを補給するように子供に教えておかなくてはなりません。
そして次のものを必ず用意しておきましょう。
- ナッツ類
- 熱中症対策の飴
- 冷蔵庫にはスポーツドリンク
これだけでも熱中症対策や予防につながります。
生命の危険が及ぶ可能性があるので、できるだけ素早く対応するためにも、予防対策グッズはストックしておくべきなのです。