失神の原因・血管迷走神経反射って何?改善法まで解説
季節や急激な気圧の変化で頭痛、吐き気、めまい、立ち眩みが一気に襲ってきた挙句、失神しそうになった人もいると思います。
実は気のせいではなく、血管迷走神経反射という自律神経失調症が原因で起こるのです。
血管迷走神経反射とは?
血管迷走神経反射は、副交感神経が異常に働くことで起こる体の不調です。
体が『休め』と急ブレーキをかけている症状が心身のあちこちに出るのが特徴です。
具体的な症状は以下の通りです。
- 頭痛
- 吐き気、下痢
- めまい
- 立ち眩み
- 失神
- 過呼吸
- 横になると体調が回復する
- 眩しい
顕著なのは頭痛薬や頓服、胃腸薬を飲むほどの体調不良ではなく、横になるとある程度回復することが挙げられます。
背後に狭心症や脳神経の病が隠されている場合は、ろれつが回らなくなったりしますし、突発性難聴が隠れている場合はものが二重に見えるなどの症状もみられます。
では血管迷走神経反射の改善法は、何になるのでしょうか。
血管迷走神経反射の改善法は生活習慣の見直し
血管迷走神経反射の改善は生活習慣の見直しから始めます。血管迷走神経反射の要因になるのは主に以下のことです。
- 長時間立ちっぱなしの仕事
- 緊張、ストレス
- 睡眠不足
- 生活習慣の乱れ
何種類もの薬を乱用する生活習慣病患者や、頭痛薬乱用も、血管迷走神経反射を巻き起こす要因になります。
適度な運動は改善になりますが、やみくもにジムに通ったり、何が何でもレッスンに参加しなくてはいけないと言う強迫概念や同調圧力があるものは、かえって悪化します。
血管迷走神経反射の改善法は、リラックスして生活習慣の乱れを改善することです。毎日決まった時間に起きて、軽い運動を定期的に行い、腹6分目の食事にすることが改善策と言われています。