突発性難聴・意外なあのウィルスが原因の可能性

突発性難聴はその名の通り突然起きる難聴です。


朝起きたときは何にもなかったのに夕方に片耳に何か詰まったかの様に聞こえづらくなっていた、耳鳴りがするなどの症状と共にめまいや立ち眩み、吐き気がするという症状が現れます。

症状が出始めて一週間以内に治療を受けなければ治らないと言われている突発性難聴の原因はなんでしょうか。

突発性難聴の原因と治療

突発性難聴はある日突然両耳が聞こえにくくなる病気ではありません。

戦後定義付けられた病気でありながら未だに原因は不明で、突発性難聴が起こる要因は様々です。
現在考えられる突発性難聴の原因は以下の四つに分類されます。

  • ムンプス(おたふく風邪)ウィルス
  • ヘルペスウィルス
  • ストレス、呼吸器系疾患
  • 生活習慣病、からくる内耳の血流障害

突発性難聴の1割弱はムンプスウィルスなどウィルス性のものと言われる一方、糖尿病、高血圧、肩こりなどの生活習慣病が引き金となり内耳の血流障害が難聴につながることもあります。

突発性難聴の治療薬は主に以下の通りです。

  • プレドニン錠(ステロイド)
  • メチコバール(ビタミンB12)
  • アデコスホーワ腸溶剤、カルナクリン錠(血流改善薬)

ウィルス性の難聴の場合は七日間ステロイドを集中的に服用し、その後徐々に量を減らしていきます。内耳の血流障害の場合は血流改善剤を服用し毛細血管の血流を促進して様子をみます。

ビタミンB12は末梢神経を正常に保つためのものです。突発性難聴で頭痛、吐き気、めまいが起こるのを緩和するために服用します。









発症から48時間以内に受診するのが理想

突発性難聴は発症してすぐ耳鼻科を受診するのが理想です。遅くても発症して一週間以内に病院を受診しましょう。

突発性難聴は発症して一か月で聴力が固定してしまうので治療は一か月集中して行うことが大事です。
その間に三分の一が完治し、三分の一は吐き気やめまいなどの副作用は回復しても難聴が残り、残りの三分の一の聴力は回復しないという統計が出ています。

遺伝的要素のある病気ではありませんが間接的要因としてストレスや生活習慣病など日々の積み重ねが原因となり起こる病です。生活習慣の見直しからはじめることが早期回復につながります。










合わせて読みたい!関連記事一覧

コメントを残す

このページの先頭へ