新型コロナワクチン接種後に飲む鎮痛剤は?飲むタイミングと注意
新型コロナワクチン接種が進む中、ワクチン接種後の副作用である発熱や痛みに使用できす解熱鎮痛剤成分が発表になりました。
このページではワクチン接種後の副作用に使用できる解熱鎮痛剤の成分、市販薬、服用するタイミングについて説明します。
ワクチン接種後の副作用に服用できる鎮痛薬は3種類
ワクチン接種後の副作用は発熱、関節痛、全身倦怠感、下痢嘔吐があります。
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その中でも顕著にみられる発熱、関節痛に効果があると厚生労働省が認可したのは以下の3つの成分です。
- アセトアミノフェン(バファリンルナJ、カロナール、タイレノールA、セデス、ノーシン、エキセドリン)
- イブプロフェン(イブ、リンクルアイビー、ナロンメディカル)
- ロキソプロフェン(ロキソニン)
頭痛や風邪の時にお世話になった薬ばかりである事が判りますし、誰もが一度は聞いた事がある市販薬ばかりです。
鎮痛剤は用途で選ぶ
アセトアミノフェンを含む鎮痛剤が一時欠品が続いたのは以下の理由があります。
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- 妊婦に使用できる市販の鎮痛剤はタイレノールA、バファリンルナのみ
- 厚生労働省が認可したのがアセトアミノフェンのみだった
- 他の鎮痛剤に比べて胃にやさしい
たしかに妊娠初期に使用できる鎮痛剤はアセトアミノフェン『のみ』が有効成分として含まれるカロナールで市販薬ではタイレノールでした。
ですが鎮痛剤は用途と自分の体調にあわせて選ぶ方が効果があります。
即効性と持続性を重視するならロキソニンやイブ
アセトアミノフェンよりもロキソニンが向いているのは以下の方です
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- 風邪で抗生物質を処方して貰っても胃はさほど痛まない
- 仕事の関係上すぐに熱をさげなければいけない
- 風邪薬であまり眠くならない
ロキソニンを服用すると、どうしても胃がキリキリと痛むが、アセトアミノフェンよりも解熱効果がある鎮痛剤が欲しいという場合はイブプロフェンを選べば良いでしょう。
喘息、インフルエンザは禁忌になる鎮痛剤がある?
鎮痛剤の有効成分によっては新型コロナワクチンの副作用に効果はあっても、他の呼吸器系疾患では禁忌となっているものもあります。
ナロンエースに含まれる有効成分、エテンザミドはインフルエンザと喘息は禁忌です。
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もしも自分の疾患が新型コロナかインフルエンザか疑わしい場合は服用しない様にしましょう。
解熱鎮痛剤服用時の注意
解熱鎮痛剤を服用する際は、いくつか注意点があります。
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- 空腹で服用しない。ゼリー飲料でもいいので先にお腹の中に何かを入れる
- 水で服用する
- ワクチンの副作用には下痢もあるので胃腸障害が不安な人は整腸剤を飲んでおく
- 水分を少しづつ、多めに取る
勿論ですが解熱鎮痛剤を服用したからといって、暴飲暴食、深酒、夜更かし、激しい運動をしてもいいとは限りません。
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こちらの表の通り日本ではワクチン接種後の休暇を出す人の数が少ないのが現状です。ワクチン接種前、接種後に規則正しい生活を送れば1~2日の休暇所得で解熱鎮痛剤は必要最低限の服用で済むことを覚えておきましょう。