子供の熱が上がったり下がったり…でも元気!病気や原因は?対処法も紹介!
子供はしょっちゅう熱が出るものだという認識を持つ人が多いですよね。
確かに子どもは熱を出したりしますが、何でもないように元気な事だってよくある事ですよ。
ところで、子供の熱が上がったり下がったりするのに、元気なんて事が本当にあるものなのでしょうか?
今回は子供の熱が上がったり下がったりするのに元気なのはなぜ? 病気と対処についてお話ししたいと思います。
子供の熱が上がったり下がったりしても元気なのはなぜか?
以前も記事にしましたが、マイコプラズマ肺炎に感染すると、熱が上がったり下がったりするのに本人は割とケロッと元気だったりするのです。
それではマイコプラズマ肺炎についてのお話をしていきたいと思います。
よろしければ、以前の記事
『子供の熱が上がったり下がったり!咳も…病気や原因は?対処法も紹介!』
もあわせてご覧ください。
簡単に説明すると、マイコプラズマ肺炎はマイコプラズマ菌という菌が肺や気管支に入り、炎症を起こすために発症する病気です。
一般的には5歳~10歳くらいの子供の発症が多いと言いますが、最近では免疫力が下がっている大人でも、お年寄りでも感染してしまいやすいと言われています。
マイコプラズマ肺炎になるとどんな症状が出るのか?
この菌に感染すると、気管支や肺の細胞に炎症を起こしてしまい、咳が出るようになって熱が出る事もありますが、高熱が続くといった事は少ないようです。
その代わりに微熱から高熱の間までの熱(37度~37.6度程度)が上がったり下がったりするのが特徴だと言われています。
高熱が出ないために、子供は肺炎や気管支炎になっているはずなのに、比較的元気に過ごしていたりするものなのです。
すると、当然ですが親としては元気なのか、それとも病気なのかと迷ってしまう事になるのですね。
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マイコプラズマ肺炎は感染する病気です!
親は恐らく子供が比較的元気な事から、単なる風邪なのだろうと勘違いしてしまう事が多いようで、その結果として家族に感染してしまう事もあるようです。
特に免疫力が下がっているお年寄りが感染すると、下手をしたら重篤な症状になってしまう事があるので、できるだけ早い段階で病院に連れていく事が必要でしょう。
実はマイコプラズマ肺炎は意外と強い感染力を持っているので、幼稚園や保育園などの集団生活をしている場合、他のお子さんに感染してしまう可能性があります。
マイコプラズマ肺炎は合併症に注意が必要?
一般的にマイコプラズマ肺炎になっても、時間はかかれど改善していくと言われていますが、中には合併症を引き起こしてしまう患者もいます。
例えば合併症を引き起こしやすいのは、喘息の症状が出るお子さんだと言われていて、かなりの高熱が出てしまうために熱性けいれんを起こす事もあるようです。
また、中耳炎や鼓膜炎などを引き起こしたりする事もあるようなので、喘息気味のお子さんや喘息の診断をされているお子さんは、すぐに病院で治療を受けるべきですね。
治療に時間がかかるので通院する事もあります
マイコプラズマ肺炎が治るまでには、かなりの時間がかかる事が多いようです。
例えば1か月以上も咳が続くなんてこともざらにあるようなので、経過をみながら病院に通院する事も必要でしょう。
医師と相談をしながら治療を続ける必要があるため、お子さんの状態をいつもチェックしてあげる事で、変化を察知してあげましょう。
子供の熱が上がったり下がったりする事もあるかもしれませんが、元気な状態が続いていくようであれば、治療の効果が出ているという事なので、完治するまで看病してあげてください。