新型コロナ5類になってもネコは大丈夫?
’23年5月に新型コロナウィルスは2類から5類に引き下げられます。
医療費が国費でなくなる他にも、マスク着用はなくなりますが、
身近なネコなど家飼っている動物にも感染のリスクがあることが判りました。
ネコは感染しやすい?
動物の中でイエネコを含むネコ科は、他の動物と比べて新型コロナウィルスに感染しやすいというデータがあります。
厚生労働省のHPによりますと、ネコは新型コロナになると気管支炎の症状になると言われています。
飼っているネコが新型コロナに罹患したかどうかを判断するには以下の項目が目安になります。
- 家族で新型コロナ患者がいて自宅待機になっている。
- 自宅待機患者が飼い猫に頻繁に触っている
- ウィルス保有の野良猫が近所にいる
飼い主が感染して感染する場合は、ネコも15~2割の割合で陽性になります。
感染したネコが放し飼いになっている場合は、例え陰性であったとしてもウィルスの運び屋となりかねません。
タイでは新型コロナに感染した親子と一緒に運ばれた無症状のネコが感染。
ネコから獣医師に感染したことが判明しました。
万が一、飼っているネコが感染した場合は
万が一、飼っているネコが新型コロナに感染した場合は、人間と同じで肺炎に移行させないことです。高齢であればなおさらです。
生猫なら、X線検査、PCR検査の後、抗生物質、抗ウィルス薬の投薬で数日~2週間で陰性になります。
飼い主が心掛けることは以下の事柄です。
- 慌てることなく、様子をみて獣医に連れて行く
- 不安や勘違いから猫は捨てない、感染源になる
- 生猫なら投薬、安静にすることで陰性になる
新型コロナは、獣医師の観点からみてもライオンやジャガー、アムールトラなど絶滅危惧種の命を脅かす存在にもなっています。
これら動物は抗体をもっていないので、人間の都合で作られた感染症法で、対処できないというのが現状です。