解熱剤でも熱が下がらない!原因や病気は何が考えられる?
ただの風邪だからと思って甘く見てはいけないのが子供の熱で、病院で処方してもらった解熱剤を飲ませれば大丈夫だなんて思っていたら大間違いです!
もしかしたら解熱剤を使っても子供の熱が下がらないなんて事もあるかもしれませんよね?
今回は解熱剤を使っても下がらない子供の熱の原因と、一般的な対処法についてをお話ししましょう。
子供が熱が出た! 解熱剤を飲ませていい?
まず大事なのは、解熱剤を飲ませるほどの熱なのかどうかを知る事ではないでしょうか。
子供は大人とは違って、多少熱があったとしても元気いっぱいの事が多いですから、高熱と呼べない熱に解熱剤を使うのはやめた方がいいかもしれません。
必要以上に熱を下げる事はよくありませんし、何よりも解熱剤が子供に及ぼす影響の事を考えたら、使う必要がある時に使うのが望ましいからです。
ところで、解熱剤を飲ませるほどの熱ってどのくらいかご存知でしょうか?
病院の医師は平熱よりも1度以上高い高熱が続くようなら使うべきだと言いますよね。
つまり、平熱が36.5度だった場合は38度くらいの熱があったら解熱剤を使うといいというわけです。
では次に、解熱剤を飲ませた後の子供の様子をチェックしなくてはなりませんよね?
熱が下がったのかを確認するわけです。
解熱剤を飲ませても熱が下がらない場合
もしも解熱剤を飲ませたのにも関わらず、熱が下がらない場合には問題だと思われて、慌ててしまうお母さんもいるかもしれません。
それは確かに慌てる事態かもしれませんが、解熱剤を使う時期に問題がある可能性がありますので、慌てずに様子を観察してみてください。
その理由については色々とあるのですが、熱が出ているという事は免疫力が低下していて弱っているという事になりますよね。
そんな時に病院に頻繁に連れて行って、もっと他の怖い感染症に感染してしまわないとも限らないではありませんか!
だから本当に解熱剤を使ったのに熱が下がらないのかどうかを、時間をおいて確認してから病院に連れていくといいのです。
もちろん痙攣をおこしたり意識が無かったりした場合には即刻連れて行くべきですよ! ただし嘔吐している時は嘔吐が治まるのを待ってから病院に連れていきましょう!
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時間を空けて解熱剤を使う理由
大人でも子供でも同じなのですが、高熱が出ているという事は体の中でウイルスと必死に戦っている、という事を意味しているのです。
もしもちょうど熱を発してウイルスをやっつけようとしている時に、解熱剤を使ってしまったとしたらどうなるかというと、解熱剤の力と熱を出す力がぶつかってしまうのです。
もちろんこの現象は大人でも子供でも等しく出てくる反応です。
だから解熱剤を使っても熱が下がらないので、様子を見るために時間を空けなくてはならないわけですね。
できるだけ余裕のある時間を空けて、もう一度解熱剤を使ってみてください!
もしかしたら時間を空けて解熱剤を使えば、熱が下がってくれるかもしれませんので、熱が下がったら安静にして病気を治す事に集中しましょう。
熱が下がらない時の対処法
一般的にした方がいいと言われている、熱が下がらない時の対処法をご紹介いたします。
まずは安静にして眠るのが一番ですので、快適に眠る事ができるようにする、またはしてあげるといいでしょう。
子供の場合には着替えを頻繁にしてあげる事、大人は自分で頻繁に着替えられるように用意しておく事をおすすめいたします。
病院に行ったり連れていく基準は、4日以上熱が下がらない時にするとわかりやすくていいでしょう。
ただし「ひきつけ」「痙攣」などを起こした場合には、救急車を呼んで病院に連れていく事をおすすめいたします。
解熱剤が効かない病気はあるの?
風邪の症状が出ている場合には肺炎、インフルエンザ、子供なら川崎病などが代表的な病気ですが、必ずしもこれらの病気であるという事ではありません。
大人の場合は、肺炎やはしかやおたふく風邪などに感染していたりすると、熱が下がらない事もあるようです。
ですが子供が発症している場合には予測がつくと思うので、思い当たる事がある場合には病院に連絡をしてからいきましょう。
他の人に感染させてはいけないからです。
いかがでしたか?
解熱剤を使っても熱が下がらない原因や病気、そして対処の方法について説明しましたが、お役に立てれば幸いです。