子供が扁桃腺炎で熱が上がったり下がったり…どう対処すればいい?
扁桃腺炎ってどんな病気なのかご存知でしょうか?
あまりよくご存じない方のために簡単に説明すると、扁桃腺炎は扁桃腺という喉の部分に炎症が起こる病気です。
原因はウイルスや細菌感染であることが多いようですが、一般的にはかなり高い高熱が出るものなのです。
今回は子供が扁桃腺炎になってしまい、熱が上がったり下がったりするという事についてですので、そんなにひどい症状ではないのか? などと思ってしまいそうですよね。
ですが実はそんなにいいこともないようですので、その理由と対処の方法をご紹介したいと思います。
扁桃腺炎の熱は普通は高熱が続く事が多い!
扁桃腺炎で熱が出た経験を持つ人であれば、誰もがわかる事だと思うのですが、一般的に扁桃腺炎で熱が出た場合は高熱である事が多いですよね。
高熱が4日も5日も続いたりするのが一般的ですので、初めて扁桃腺炎で熱が出た方は相当きついと感じたはずです。
実際に喉の炎症によって熱が出た場合は、かなりの高熱が出る事が多いのですが、扁桃腺炎などの場合は高熱にならずに熱が上がったり下がったりする事があるのです。
その理由がどうしてなのかをわかりやすく説明していきましょう。
扁桃腺炎で熱が上がったり下がったりするのはなぜか?
子供の場合は扁桃腺炎になりやすいという特徴がありますよね。
突然の高熱で病院に行って抗生物質などを処方していただいたり、点滴を受けたりして炎症をなるべく早く改善する努力をします。
ですが実際に熱が下がるのは5日くらい経過して、徐々に熱が下がっていくものなのです。
ところが、子供の場合は扁桃腺炎になっているのに高熱ではなく、熱が上がったり下がったりする事があるのです。
当然ですが親はいつもの風邪かな? などと思ってあまり心配しなかったりするのです。
いつまでも熱が上がったり下がったりするので、おかしいと気づいて病院に連れていくと、扁桃腺炎になっている事に気づくのです。
実は、扁桃腺炎で子供の熱が上がったり下がったりするのは、扁桃腺炎が慢性化してしまったからだというのが本当の理由です。
そして扁桃腺炎が慢性化する事はとても良くない事でもあるのです。
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慢性化した扁桃腺炎があまり良くない理由
慢性化した扁桃腺炎は感染するたびに熱が上がったり下がったりしますが、それ以上に喉が痛くてものを飲み込めなくなってしまいます。
そうなると口から薬を飲み込む事も難しくなってしまうので、症状が治りにくくなってしまいますし、ひどいときには喉に真っ白な膿がたまってしまいます。
これは扁桃腺炎が重症化してしまった事を意味するので、下手をしたら入院をして集中的に治療をしなければならなくなってしまいます。
しかも慢性扁桃腺炎になってしまった場合には、手術をして摘出しなくてはならなくなる事もあるのです。
これらの事から、熱が上がったり下がったりした場合には、すでに慢性化している可能性があるので、速やかに病院に連れていく事をおすすめいたします。
熱が上がったり下がったりしている時に注意すべき事
子供の熱が上がったり下がったりしている時というのは、体力を奪われる事にもなりますし、何よりも喉が痛いので呑み込めないという問題があります。
それでも熱が上がったり下がったりした時には、できるだけ水分補給をしてあげるべきですので、子供が好きな水分のあるものを用意してあげるといいでしょう。
例えばゼリーよりもプリンの方がいいでしょうし、果物が大好きな場合にはリンゴジュースで我慢してもらうというのもいいでしょう。
子供が大好きなアイスというのもいいですが、アイスの場合は果汁が入ったものや、つぶつぶの入ったものは避けた方がいいでしょう。
また、病院で処方していただいた薬が飲みにくい場合は、美味しいジュレタイプのオブラードなどがありますので、それを利用して飲ませてあげてもいいですね。
工夫はいくらでもできるものですので、子供さんのためにもあまり無理をせず看病をしてあげましょう。