RSウイルス感染症の検査費用に保険は適応されるの?
RSウイルス感染症かどうかは検査を受けてみないとハッキリとはわからないものなので、おかしいなと思ったらかかりつけの病院に相談してもいいでしょう。
ところで、日本という国は世界でも類を見ないほど保険制度が整っている国ですが、中には保険適応外の検査や治療もあります。
今回は、RSウイルス感染症の検査を受ける時に、保険適応となるのかどうかや、費用はどのようになっているのかについてを調べてみました。
RSウイルス感染症を疑う人はほぼいない
まず、RSウイルス感染症かどうかなんて、誰にもわからないというのが本音ではないでしょうか。
もしも咳が出ていて鼻水が出ていたら、たいていのお父さんやお母さんは「風邪でもひいたのだろうか?」と思うはずですよね。
いきなり「これはRSウイルス感染症だ!」などという考えが浮かぶわけがありません。
実は、このRSウイルス感染症という病気は感染しているかもしれないと疑う人がほとんどいないのが現状です。
確かに健康的で免疫力が高い場合には重症化しないと言われているので、いつの間にか治ってしまったという認識しかないからなのでしょう。
それでも、呼吸困難や普段の風邪とは違った症状がみられる事も多いので、おかしいと気づいて病院に行くお母さんもいるかもしれません。
ところで、RSウイルス感染症というのはどのような検査をするものなのでしょうか?
RSウイルス感染症の検査について
RSウイルス感染症には簡易検査キットというものがあって、鼻から粘膜を採取して検査を行いますが、鼻水を吸引したもので検査をする事も多いようです。
検査の結果はおよそ30分でわかると言われているので、その間は待合室などで待っている事が多いのではないでしょうか。
もちろん、多くの場合は簡易検査キットだけで診断をするのではなく、レントゲン検査をしたり必要ならば血液検査なども行います。
当然ですが、レントゲン検査や血液検査というのは保険適応となりますので、あまり高額な医療ではないと言えますが、RSウイルス感染症の簡易検査キットはそうはいきません。
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RSウイルス感染症の簡易キット
RSウイルス感染症の場合は、基本的に入院した場合のみに保険適応となるという決まりがあったからです。
おそらく多くのお母さんが、RSウイルス感染症の簡易検査キットは入院しないと保険適応とならないと聞いたはずです。
他にも、RSウイルス感染症に感染すると重症化しやすいと言われている早産で生まれたお子さんや、ダウン症のお子さんなどの場合には保険適応となります。
つまり、それ意外の場合には保険適応外という事でしたが、2011年10月からは外来でRSウイルス感染症の簡易検査での保険適応が決まりました。
ただし!1歳未満の乳児のみと限定されているので、それ以外の場合には保険適応外となるのでご注意ください。
RSウイルス感染症の検査の費用について
検査には当然ながら検査費用というものが必要となりますが、RSウイルス感染症の場合には検査キットの費用が3100円程度かかります。
それだけならいいのですが、病院によっては検査をする時の基本料金のようなものがあって、それが3100円前後の事が多いようです。
つまり、RSウイルス感染症の簡易検査キットの場合の費用は、保険適応外で6200円前後かかると思った方がいいでしょう。
ただし、保険適応の場合には3割負担という事になり、さらに窓口で乳幼児に関する医療制度を利用する事で、ほとんどの場合が費用がかからないで検査を受けられるのではないでしょうか。
RSウイルス感染症は早めに対策する必要があります
乳幼児の場合、2歳までの100%の子が感染する病気なのですが、初めて感染すると重症化しやすいと言われているので、できるだけ予防や早めの受診を心がけましょう。
もしも重症化してしまうと、その後の健康面での問題が出てくる可能性もあるので、できるだけ早く異変に気づいて病院に連れて行ってあげるといいですね。