RSウイルス感染症に乳児がなってしまった!治療するにはどうすれば?

泣いている赤ちゃん

RSウイルス感染症は毎年流行していて、特に乳児が感染してしまわないようにする必要があると言われています。

お父さん、お母さんの中にはこのRSウイルス感染症の事をよく知らないという方も多いと思うのですが、もしも感染してしまったらどうすればいいのかを簡単にお話しましょう。

RSウイルス感染症ってどんな病気なのか?

RSウイルス感染症は、乳児から生後2歳までの間に、ほぼ100%の人が初めての感染をすると言われている病気です。

風邪に似た症状が出て高熱が出る場合もありますが、およそ3分の1の方しか発熱をしません。

発熱が出た場合にはかなりの高熱が上がったり下がったりします。

何が怖いのかというと、このRSウイルス感染症に乳児が感染してしまうと重症化しやすいという点が危険なのです。

重症化してしまうと将来的に喘息持ちになる確率が高くなったり、細気管支炎になる確率が高くなったりしてしまうのです。

 

乳児の場合は最悪のケースもある

特に怖いのは、生後半年までの乳児が感染してしまうと、朝は何でもなかったのに突然呼吸が止まってしまったりする事もあるのです。

それに気づかずに我が子を失ってしまったというケースもあるくらいですので、乳児が感染してしまったら重要なのは治療という事になります。

ところで乳児の場合はどのようにして治療をしてあげたらいいのでしょうか?それがわかれば安心です。

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RSウイルス感染症の治療について

皆さんは風邪という感染症にかかった事がありますよね?

実は風邪って薬が無いって知っていましたか?

そうなんです!確実な治療法がないのです。

私たち人間というのは、細菌性の病気には薬がある事が多いのに、ウイルス性の病気にはほぼ無力なのです。

つまりRSウイルス感染症の治療法も無いというのが現実ですので、全ては対処療法に頼るしか方法がないのです。

もちろん乳児の場合も同じく、治療するための薬というのは存在せず、呼吸を楽にするための薬や解熱などの薬しかありません。

 

どうしたら治療ができるのか?

乳児の場合には呼吸困難などの症状があり、病院で医師が判断すれば入院措置がとられます。

命を守るためなので入院は仕方がない事だと言えるかもしれませんが、入院してからは点滴などをして体力を維持します。

熱が出た場合には脱水症状を防ぐ事もできるので、点滴をするのは必要不可欠であると言えるのではないでしょうか。

また、抵抗力が高い乳児の場合には同じ対処療法をしても回復が早いですが、抵抗力の弱い小さな乳児の場合には注意しながらの治療になります。

呼吸が止まらないようにするために、酸素吸入をする事もありますが気道確保のために痰をきるための薬などを処方されるでしょう。

 

乳児の場合には症状が軽い重いに関わらず病院へ!

乳児の場合には特に治療をしてもなかなか回復しにくいという事がありますので、できれば重症化しないうちに病院へ連れていく方がいいですね。

また、早産で出産した赤ちゃんの場合は、重症化しやすいので重症化しないようにするための筋肉注射を受けるといいかもしれません。

国で定められた基準に入る乳児の場合は保険適応となるので、安く受ける事ができますが、流行期の間注射を受ける必要があるので予定をしっかりと守るようにしましょう。