RSウイルス感染症になった乳児の初期症状とは?

泣いている赤ちゃん

あまりご存知ない方も多いと思いますが、RSウイルス感染症に感染してしまうと風邪とよく似た症状が出ると言われています。

実はこのRSウイルス感染症という病気は、乳児からお年寄りまでの幅広い年齢層で感染してしまうという病気です。

今回は乳児が感染してしまった場合の初期症状についてのお話をしていきます。

乳児は早めに気づく事が重要なポイント

どうして乳児だと早く気づいてあげなくてはならないのでしょうか?

それは、月齢の小さい乳児がこのウイルスに感染してしまうと重症化してしまう事があるからです。

もちろん全ての乳児が重症化してしまうというわけではありませんが、生後6ヶ月以内の乳児の場合は患者のおよそ10%が重症化しやすいというのは事実です。

そしてこのRSウイルス感染症に感染して重症化してしまうと、突然呼吸困難になってしまったりひどい時には呼吸が止まってしまったという事もあります。

だからこそ、乳児に風邪の症状が出てきたら注意しなくてはならないのです。

 

RSウイルス感染症の初期症状は?

乳児がRSウイルスに感染して出てくる初期症状は鼻水である事が多いといわれていて、いきなり高熱が出るということは少ないのだそうですね。

初期症状で鼻水というと「区別がつくわけがない!」と思われるかもしれませんが、実際に乳児がRSウイルス感染症に感染した時の初期症状は水のようなサラサラとした鼻水が出るのだそうです。

咳はほとんど出ない子も多いのだそうで、特別高熱が出るという事もないのでわかりにくいものなのだとか。

でも初期症状と言える症状がもう二つあって、一つ目は食欲がいきなり落ちるため、ミルクの飲み方が弱くなったりするそうです。

そして二つ目は呼吸が浅くなり喉やお腹がペコペコとへこんで見えたりするそうですので、これが見えたらすぐに病院に連れていってあげましょう。

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他に症状はないの?

RSウイルス感染症の初期症状を見極めるのはとても難しく、乳児の場合は特に朝は鼻水が出ているなと思っていたら夕方には呼吸が停止という症例もあるのだそうです。

ただしいきなり呼吸が停止するなどの症状が出るのは、呼吸器系や肺などに疾患を抱えている場合なのだそうで、健康的な赤ちゃんならちょっとひどい風邪くらいに感じる事も多いようです。

おそらく普段からお世話をしているお母さんなら、ミルクの飲み方がおかしいとか機嫌が悪くていつもよりもぐずる、といった初期症状はすぐにわかるでしょう。

生まれつき低体重の子や肺や気管支などに持病があるお子さんをお持ちの方は、放置は絶対にせずにすぐに病院に連れていってください。

 

乳児のうちは変だと思ったらすぐ病院へ!

普段から風邪を赤ちゃんにうつさないようにするためにも、手洗いやうがいといった基本的な事を義務付けておくといいですね。

そして抵抗力がない乳児の場合には、風邪だけでなくいろいろな病気に感染して、抗体を作って強くなっていくためにちょくちょくウイルスなどに感染していくことでしょう。

過保護すぎてもいけないかもしれませんが、大切な宝物を守るためには、必要を感じたらかかりつけの病院を受診しましょう。