RSウイルス感染症に大人が!?重症化すると喘息に?薬はあるの?
2015年の冬から来年の春にかけて、再び流行すると噂されているのがこのRSウイルス感染症です。
基本的にこのRSウイルス感染症は乳幼児が感染する病気だと言われていて、1歳までの間におよそ70%の子供が感染し、2歳までには100%の子供が感染します。
さて、今回はこのウイルスに大人が感染してしまった場合、重症化すると喘息になるのかならないのかについてと、効果的な薬があるのかないのかをお話しましょう。
RSウイルス感染症に大人が感染すると?
乳幼児が感染する病気だと考えられていますが、実は大人もこのRSウイルス感染症に感染し、発症して同じくらいの期間つらい症状が出ます。
ところで大人になってから感染すると辛いといいますが、健康的な大人の場合には感染して発症しても、鼻風邪程度の症状しか出ないのでそれほど心配する必要はないようです。
ではどうして大人は重症化しやすい! とか喘息になる! とかいうのかというと、高齢者が感染すると重症化しやすいので注意しなくてはならないのです。
その理由をわかりやすく説明いたしましょう。
RSウイルス感染症は高齢者には怖い病気
お年寄りは健康的な大人に比べると免疫力が下がっているものなので、RSウイルス感染症に感染するとつらいというのは理解できますよね。
その時、呼吸困難などを引き起こすだけでなく、喘息にも匹敵するくらいの激しい咳を引き起こしたりするので、できるだけ早く病院に行く必要があるのです。
実際に大人の感染者の中で入院が必要となったケースでは、お年寄りが断然多くいる事がわかっていて、しかも心肺機能に持病がある方や、喘息などの呼吸器系に持病を持っている方の重症化が多いようです。
なのでお年寄りは秋から翌年の春先までの間、感染しないために毎日うがいをして手洗いを心がけるといいでしょう。
もちろん外出をする時にはマスクなどをつけていても良いでしょう。
[ad#ad-1]
RSウイルス感染症は感染してもわかりにくい
基本的には風邪の症状なので、自分がRSウイルス感染症に感染しているのだという事に気づけない事が多いはずです。
ですが、風邪の症状が出ているからといって、風邪薬などを飲んでみても全く効果がないので「おかしい」と気づけるはずです。
もしも風邪薬を飲んでも症状が治まらないという場合には、早めに病院を受診して症状を改善してくれるお薬を処方していただくといいですね。
RSウイルス感染症の薬について
この感染症は有効な治療方法がなく、薬も症状の緩和をするためのものしか処方してもらえないと言われています。
例えば喘息に近いようなひどい咳が起こった場合には、気管支炎の薬を処方していただき、喘息の症状が改善できるという感じです。
他にも熱がある時には解熱剤などを処方していただく事ができるわけです。
ちなみにこのウイルスは重症化するとインフルエンザと同じかそれ以上の致命率になるので、予防をしたいと考える人もとても多い病気です。
だったらワクチンを摂取すればいいと考えるのかもしれませんが、実はRSウイルス感染症には有効なワクチンがありません。
なので基本的に予防をしたい場合には、マスクの着用やうがいに手洗いという事になりそうです。