RSウイルス感染症に注意!2016年はどれくらい流行してる?
RSウイルス感染症という病気をご存知でしょうか?
あまり知られていないようですが、実はこのRSウイルス感染症は毎年流行しているものなのです。
1年中感染が確認されているようですが、特に冬から春にかけての感染が多い感染症です。
今回はRSウイルス感染症という病気の症状や、2016年の流行の状態などについてを説明したいと思います。
RSウイルス感染症の2016年の流行について
2016年のRSウイルス、冬から春にかけて一度流行しているようです。
ですが夏の間は感染も少なくなり、流行もひとまず落ち着いている状態になります。
そして流行はこれで終わりではなく、これからの寒い季節にかけて再び感染者が増えていくと予想されています。
ところで、このRSウイルス感染症というのはどのような病気なのかご存知の方も少ないかもしれないので、簡単に説明いたしましょう。
RSウイルス感染症とは?
RSウイルスというのは乳幼児が感染する病気で、ほぼ100%の乳幼児が2歳までに感染する気道感染症を引き起こすウイルスです。
特に低体重や生まれつき心配に疾患がある乳幼児の場合は、重症になりやすいと言われていて、事実、気管支炎や肺炎などになってしまう事もあるくらいです。
症状は風邪に似た症状が出るので「風邪かな?」くらいにしか思わないはずです。
ですが特に咳がひどくなるので、咳がひどいと感じたら必ず病院で検査を受けた方がいいでしょう。
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RSウイルスの感染経路は?
RSウイルスは乳幼児から実は大人まで感染する病気で、感染経路は直接接触が一般的なので、おもちゃなどの貸し借りをする時には気をつけましょう。
感染をする時はたいていは口や鼻から感染していき、潜伏期間を経て症状が出始め、そこから気管支炎や肺炎になる可能性もあるそうです。
予防をする事ができるかも? と思われるかもしれませんが、実はこの感染症はワクチンがありません。
ただし低体重で生まれた乳児や心肺機能に疾患を抱えている乳幼児の場合は、感染しても重症化しないようにするための意味の予防注射を受ける事ができるようです。
平均体重で生まれてきた乳児や心肺機能に疾患がない乳幼児の場合は接種する事はできないので、できるだけ感染しないようにうがいや手洗い、そして鼻うがいなどを心がけるといいかもしれませんね。
もちろん乳幼児の場合には鼻うがいなどもっての他なので、風邪の症状が出て咳が酷くなったりなかなか収まらないと思ったら病院を受診するといいでしょう。
寒くなってきたら要注意です!
2016年はまだ終わりではありません!
特にこれからの冬に向けて感染が拡大する可能性も秘めています。
低体重児や心配に疾患を抱えている乳児の場合の注射ですが、筋肉注射で流行が始まった頃から注射をして、1ヶ月毎に5回注射するのが必要なので、病院に相談した方がいいかもしれません。
ただしこの注射は8万円という費用がかかります。
風邪と間違いやすい感染症ですが、重度になると厄介で心配になる病気なので、早めに医師と相談してみてもいいかもしれませんね。