ロタウイルスの予防接種(ワクチン)って効果あるの?やっぱり必要?

予防接種

乳幼児が感染すると重症化しやすい怖い病気の一つにロタウイルスというのがあります。

このウイルスに感染した乳幼児のおよそ10%が入院するという怖い病気です。

ところで、毎年感染者が出ているこのロタウイルスには予防接種(ワクチン)というものがありますが、この予防接種(ワクチン)の効果と必要なのかについてを簡単に説明しています。

ロタウイルスに予防接種が必要な理由

予防接種が必要な理由は何かというと、それは初めて感染する乳幼児の中には重症化してしまう子もいるからです。

少しでもその危険性をご存知であれば、どのくらい予防接種が必要なのかがわかるはずなので、まずは症状から説明していきます。

ロタウイルス感染症の症状は、胃腸炎と同じような症状がでるのですが、発熱する子供はあまりいないと言われています。

なので下痢や嘔吐にばかり気がいってしまって、脳炎の事など想像もしないためか、「気づいたらぐったりとしていた」などという事もあるようです。

その理由をお話すると、ロタウイルス感染症に感染した乳幼児には、激しい下痢や激しい嘔吐などが起こります。

そして稀に発熱をするという事があるようですが、脳炎を発症する前兆のようなものもなく、何割かの乳幼児が重症化してしまい、脳炎を発症する危険があるのです。

緊急入院となり退院できたとしても38%のお子さんに後遺症が残ると言われている恐ろしい病気なのです。

 

ロタウイルスはほぼ全ての人が経験する

実はこのロタウイルスというのは、5歳までの間にほぼ95%の人が感染すると言われていて、「私の家族は大丈夫!」などという話は通用しません。

そして初めての感染のほぼ3割が0歳児、そして4割が1歳児だと言われており、ほぼ7割の人が0歳~1歳で初めての感染をするのです。

その他の人も5歳までに感染すると言われています。

 

初めての感染の時が重症化しやすい

どんなウイルスでもそうだと思うのですが、初めての感染というのは本当に症状が強く出るので恐ろしいものですよね。

それはロタウイルスも例外ではなく、初めての感染で重症化してしまった乳幼児の中には、脳炎を発症して後遺症を残してしまうこともあるのです(全てではありません)。

後遺症というとどういうものなのかあまり想像ができないかもしれませんが、脳炎の後遺症ですからなんとなくわかるのではないでしょうか。

そうです!体に麻痺などが起こるわけです!これを阻止するのが予防接種ですね。

 

ロタウイルスの予防接種は必要です

95%の乳幼児が感染するのですから、予防接種が必要なのだという事はおわかりだと思います。

もしも出産した後に送られてくる予防接種の冊子の中に、ロタウイルスの予防接種が入っていれば、誰でも受けるはずですよね。

ところが、この予防接種は希望者が受ける事ができる任意の予防接種(ワクチン)で、費用も実費で受けなくてはならないのです。

しかもかなりの額になってしまうのも難点ですが、助成金が出るようになったので真剣に検討してもいいでしょうが、予防接種には条件があるのです。

条件については「ロタウイルスの予防接種(ワクチン)はいつからいつまで受けれるの?」でご覧になれます。

 

ロタウイルスの予防接種の効果とは?

もしも予防接種を受けたとしたらどんな効果があるのかが知りたいですよね!簡単ですが説明いたします。

ロタウイルスの予防接種を受けたら次のような効果があると言われていますのでご覧ください。

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①ロタウイルスの流行するタイプ5つを一度に防げる

ロタウイルスだけではなく、あらゆるウイルスには型というものがあるのはご存知だと思います。

ロタウイルスでは毎回流行するタイプは5つあると言われていて、予防接種を受ける事によってこの5つのウイルスを防ぐ事ができるというわけです。

 

②もしも感染したとしても軽度で済む

予防接種を受けても感染を防げるのかというとそうではありません。

中には体調の問題や免疫力の問題などによって、感染してしまう人もいるのです。

ですが予防接種を受けていれば、感染をしてしまったとしても軽度で済むという利点はあります。

つまり予防接種を受けていれば脳炎になる危険性は少なくなるという事になるのです。

 

予防接種を受けた方が安心できます

以上の事からも、ロタウイルスの予防接種をしておく必要があると言えるという結果となりました。

確かに金額的にはちょっと高いと思うかもしれませんが、万が一後遺症が残るような事があったら取り返しがつきません。

赤ちゃんにだって幸せに生きる権利があります!

その当たり前の幸せのためにも、予防接種の事を真剣に考えてみてはいかがでしょうか。