ロタウイルスが流行する時期っていつ頃?
ロタウイルスは乳幼児からお年寄りまでが必ず感染する、しかも繰り返し感染すると言われているウイルス性の感染症です。
毎年日本だけではなく世界中で感染者があり、特に抵抗力の無い乳幼児やお年寄りの感染は、死亡例もあるのでできるかぎり予防としっかりとした対処をしなくてはなりません。
予防や対処といっても、いったいロタウイルスがいつの時期に流行するのかがわからなければ意味がありません。
ロタウイルスの流行する時期は?
ロタウイルスは1年中流行するという事はなく、やはり流行する時期とそうでない時期とに分かれています。
症状が食中毒に似た症状のため、どうしても暖かい時期に流行するのでは?と思うかもしれませんがそうではありません。
実はロタウイルスの流行の時期は1月頃~5月頃までの、寒い時期に毎年流行しているので、その時期に合わせて予防や対処を考えなくてはなりません。
ロタウイルスは予防しにくい
ロタウイルスは感染力が大変強いウイルスなので、できるだけ感染を防ごうとする気持ちはわかるのですが、予防しにくいのがロタウイルスなのです。
その理由はロタウイルスがとても小さなウイルスだからで、同じような症状のノロウイルスと比べても小さく、同じ便の中に100倍のウイルスが入っているほど小さいものなのです。
それほど小さいと手を石鹸で洗ったくらいでは完璧ではないので、特に乳幼児のお世話をしているお母さんの手から、家族中に広がってしまう事も多々あるのです。
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手の洗い方と衣服の洗い方
ロタウイルスの感染を予防したいと思うのならば、徹底しすぎるほどの手洗いをしなくてはならないでしょう。
もちろんそれで必ず感染の予防ができるわけではないかもしれませんが、普段から身につけておけば他の病気の感染への予防にもなるのでぜひ習慣づけましょう。
まず、乳幼児のおむつのお世話の時には使い捨てのビニール手袋を使用し、手を洗う時には薬用せっけんを使ってしっかりと洗流すといいでしょう。
特に爪の中にウイルスが入り込む可能性は高いので、爪ブラシなどを使ってしっかりと洗浄し、洗浄が終わったらアルコール消毒や漂白剤を薄めたもので消毒をするといいでしょう。
衣類を洗う時には
嘔吐してしまった場合の衣類はそのまま洗濯機で洗えばいいというわけではなく、手順と消毒方法があるのでそれを実行するといいでしょう。
もしも捨てても大丈夫だというものであれば、厚手のビニール袋に入れてそのまま密閉をして処分した方がいいかもしれません。
でも捨てられない場合の時には、まずビニール手袋などをして衣服などについた嘔吐物を丁寧に取り除き、厚手のビニールに入れて密閉します。
次に汚れを簡単に洗い流し熱湯(85度以上)に1分ほどいれて熱湯消毒をしてから洗濯機などで洗濯をするといいでしょう。
熱湯が怖いという方の場合は一般的な塩素系の漂白剤に1時間ほど浸け置きをしてから洗濯機で洗いますが、他の洗濯物と一緒に洗ってはいけません。
これだけでも消毒効果を実感することができるので、感染を防ぐためにも方法を覚えておくといいでしょう。
流行の時期は情報にも耳を傾ける事
秋口から初夏にかけて流行するロタウイルスですが、その年によって流行する時期というものが違ってくるものです。
なのでテレビのニュースやインターネット上の情報などにしっかりと耳を傾けて、流行が発表された時に慌てずに済むようにしていく事も必要ですね。