ロタウイルスを消毒するには?アルコールやエタノールでは効果がないって本当!?
ロタウイルスは今の時期から気を付けておかないといけないのですが、感染を完全に予防するのは非常に難しいのでできるだけ対策を練る必要があります。
例えば感染してしまった場合や感染を予防したいと考えた場合、アルコールを使って消毒をする事による効果が知りたいと思うものですよね。
でも本当に効果があるのでしょうか?まとめてみました。
ロタウイルスVS消毒どちらに軍配が上がる?
ご存知のようにロタウイルスは非常に強力なウイルスで、しかもノロウイルスと比べると非常に小さいウイルスなので、完璧に防ぐのは難しいと言われています。
ですが抵抗力の低いお年寄りや乳幼児が感染すると、重症化した場合は脳炎という合併症になる事も十分に考えられるので、できるだけ予防をしたいものです。
そこで一般的なウイルス対策に効果がある消毒は効果があるのかどうかが気になりますが、実はロタウイルスを消毒するためにアルコールやエタノールはあまり効果がありません。
どうしてかというと、例えばウイルスに触れてしまったりした場合、ロタウイルスは非常に小さいので爪の間や皮膚の間などに入り込み、エタノールやアルコールでは消毒がしきれないのです。
なので手を消毒したいと思ったのならば、殺菌作用のある薬用せっけんを使ってしっかりと洗い、流水で十分洗い流した後で消毒薬を使って殺菌しましょう。
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感染した家族が吐いた!子供が漏らしてしまったら?
やはりそこにはウイルスがうようよとひしめいていますので、汚物を取り除いてしっかりと消毒をしなくてはなりません。
まず汚物をそのまま取り除いて消毒をするのではなく、汚物にティッシュペーパーや厚手のキッチンペーパー、新聞紙などをかぶせましょう。
そしてその上から「次亜塩素酸ナトリウム」といういわゆる漂白剤を薄めたものを吹き付けてください。
手袋をはめて丁寧にふき取って、さらに漂白剤を薄めた液をかけて丁寧に殺菌とふき取りをして、乾燥させないうちにビニールに入れて密閉してください。
この時アルコールやエタノールを使うのはいけません!
乾燥してしまうのがいけないので、漂白剤を薄めた液をかけて丁寧に乾燥しない内に消毒をしてしまいましょう。
ロタウイルスは乾燥が敵!だからアルコールはダメなのです
エタノールなどのアルコールというのは揮発性の高いものですので、かけたらすぐに乾燥してしまいます。
実はロタウイルスは乾燥してしまうとウイルスが飛び散るので、できるだけ乾燥しないようにしながら取り除かないといけないわけですね。
だからエタノールなどのアルコール類というのはあまり効果がないと言われているわけです。
今年も暮れから流行期に入るので感染をしないように、もしも感染してしまってもしっかりと予防や対策がとれるようにしておきましょう。
ちなみに漂白剤を薄めた液の作り方ですが、10mlの漂白剤の原液を500mlの水で薄めただけのものですので簡単に用意することができます。
霧吹きの入れ物を用意しておくといいですね。