ロタウイルスに大人(成人)が!?薬はビオフェルミンで大丈夫なの?
ロタウイルスはロタウイルス性急性胃腸炎という別名を持っていて、文字通り胃腸でロタウイルスが増殖して下痢や腹痛そして吐き気などがあります。
そして、一般的には乳幼児が感染しやすいという認識をしている方が多いのも事実です。
でも実はロタウイルスは他の感染症と同じように、大人(成人)でも感染してしまう事もある感染症だったのです。
もちろん大人(成人)に感染した時も、乳幼児が感染した時と似たような症状を出すので病院に行く人が多いのも事実なのです。
ロタウイルスに大人が感染するとどんな症状が出るの?
大人がロタウイルスに感染した場合の症状は、乳幼児とほとんど変わりはありません。
代表的な症状は「下痢」「嘔吐」「腹痛」「高熱」といった症状が出てくるので、すぐに「何かに感染しているかも?」とわかるはずです。
多くの方は恐らく「食中毒に感染した」と想像するはずですが、便に特徴が出てくるので「これは食中毒ではない」とわかるはずです。
というのもロタウイルスに感染した方の中には、便が白っぽい色になる方が多くいるからで、普段とは違った色の便が出るので不安になるはずです。
病院に行く人の方が圧倒的に多い
さすがに経験豊かな大人であっても、便が白いと焦ってしまいますよね。
そこで病院に行って調べてもらおうとする人が多いわけですが、乳幼児と同じようにロタウイルスに感染したからといって、特別な治療法があるわけではありません。
恐らく「ロタウイルスでしょう、お薬出しておきますね」で終わりのはずです。
というのも、ロタウイルスは治療法が無く、お腹からロタウイルスが外に排出されない限り症状はおさまらないからなのです。
そして、この時に処方されるのが「ビオフェルミン」というわけですね!
薬ではありませんが、これが薬よりも効果が高いのです。
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本当にビオフェルミンで効果があるのか?
ここで出てくる「ビオフェルミンが効くのか?」という疑問ですが、ロタウイルスにとってビオフェルミンはまさにお薬になるのです。
ビオフェルミンは整腸剤ですよね?成分は「ビフィズス菌」を中心とした腸内環境を整えるものばかりです。
これを飲む事によって腸内にいるロタウイルスを死滅させるお手伝いができるわけです!そして排出してしまうというわけですね。
ロタウイルスが増殖するよりも早く外に排出しようとする手伝いをしてもらえるので、「これだけ?」などと思わずに飲んでお腹の調子を整えてあげましょう。
その他にも、薬ではありませんが処方されるものはいくつかあるようですのでご紹介いたしましょう。
①人参湯
胃腸の働きを良くするための漢方薬で、例えば食欲不振や胃痛、下痢などの改善のために処方されます。
これとビオフェルミンが処方されたら、ビオフェルミンで殺菌をして、胃腸の力を復活させるというイメージですね。
②桂枝加芍薬湯(ケイシカシャクヤクトウ)
腹痛や排便異常を整える時などに処方されるお薬ですが、下痢や便秘の時に処方されても症状が悪化することはありません。
また、胃腸の働きが悪いという悩みを持っている方にもよく処方される漢方薬です。
③真武湯(シンブトウ)
身体を温めてくれる働きのある漢方薬で、体調を整える働きがあります。
それと同時に体内の水分の循環の働きを助けてくれるので、下痢をしやすい人やよく腹痛が起こるという方に向いています。
あとがき
いかがでしたか?
ビオフェルミンなんて聞いたら、なんとなく「大丈夫なの?」なんて思うかもしれませんが、実際には理にかなった処方だと言えるのです。
それと同時に漢方薬をプラスする事によって、より早く自然に回復していく事ができるというわけですね。
なので、もしも病院で漢方薬とビオフェルミンを処方されたら、用法用量をしっかり守って飲み続けてみてください。
でも持病があるという方は、処方されている他の薬に反応する可能性もあるので、ちゃんとに医師に持病についてや処方されている薬についてを説明しましょう。