2015,2016年のノロウイルスはどんな症状が流行する?
一般的に食中毒のようなものは夏場や梅雨の時期に多いと考えられていますが、実は同じような症状が出る感染症は冬場の方が多い事もあります。
その代表がノロウイルスで、感染してから発症までの期間がとても短い事で知られていて、最短だとわずか1日で症状が出てくると言われているのです。
今回はノロウイルスの症状と2015年2016年の流行についてをお話しいたします。
食中毒かと思ったら実はノロウイルスだった?
ノロウイルスは感染性胃腸炎といい、毎年秋から冬の寒い時期にかけて流行すると言われています。
一般的には食中毒のような症状が出てくるものなので、どちらかというと冬に感染するという印象はないはずです。
確かに梅雨から夏場にかけて起こる食中毒とそっくりな症状が出てくるため、ノロウイルスに感染したのに「何か悪いものでも食べたかな?」などとつい考えてしまいます。
ですが冬場の食中毒に似た症状が出た場合には、ノロウイルスなどの感染症の可能性があるので、早めに病院に行くといいでしょう。
ただし病院に行く前に電話などをしてから行った方がいいですね。
ノロウイルス2015年は新型が流行する?
さて、ノロウイルスは毎年流行している感染症ですが、ニュースなどでは今年2015年~2016年にかけては新型のノロウイルスが流行するのでは?という噂がありますよね。
簡単に説明すると、感染センターなどのサイトなどでは2015年、2016年に流行するノロウイルスは新型に感染している人が増えていると発表しています。
新型のノロウイルスは「GⅡ.17」というタイプで、この新型のウイルスはこれまでのウイルスが変異したものなのだと言います。
つまり今年はこれまでの免疫では感染の予防ができないという事になり、新たに大流行する可能性が出てきたのです。
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ノロウイルスの症状はどんなものなの?
ノロウイルスの症状ですが、食中毒になった事がある方ならおそらく「食中毒かも?」と思うはずですが、微妙に違うのでご紹介いたします。
- 吐き気
- 嘔吐
- 下痢
- 発熱
- 脱水症状
これらの症状が出てくるのですが、特に嘔吐は1日に10回近くかそれ以上も続く事があるようです。
成人の方の場合はこれらの症状があっても命を落とす事はありません。
ただし小さなお子さんやお年寄りはそうはいきませんので、できるだけ感染させないように気を付けなくてはならないのです。
ノロウイルスは大変感染力が強い感染症なので、予防も大事ですが感染した時の対処の仕方もしっかりと知っておかなくてはなりません。
特に今年の秋から来年の春先までの流行の時期には、感染の予防にしっかりと努める必要があると言えるのです。
それが集団感染を防ぐ事ができる最大の武器にもなるからです。