2015,2016年はノロウイルスの新型に注意!予防・対策するには?
2015年の秋から2016年の春先にかけての寒い時期に気を付けないといけないのがノロウイルスです。
毎年日本でも寒い時期に流行していて、特に集団感染をする事が多く予防をするのが難しいと言われているのはご存知の事と思います。
ただでさえ感染力が強いのに、今年2015年~2016年は例年とは違った新型が流行すると言われていますので、予防や対策をしっかりとしなくてはなりません。
新型のノロウイルスはどこが違うのか?
2015年にすでに感染した方を調べてみると、例年に確認されているノロウイルスではなく、別のタイプのウイルスであることがわかりました。
いつも流行しているのがGⅡ.4ですが、今年になって確認されているのがGⅡ.17というタイプで、これはGⅡ.4が突然変異した新型であると言われています。
実はノロウイルスは感染症なので、一度でも感染すると免疫がつくものなのですが、この新型のノロウイルスは免疫を持っていない方がほとんどです。
そのため、しっかりと予防や対策をしないとどんどん感染してしまうのです。
新型ノロウイルスの予防はどうする?
ノロウイルスは大変感染力が強いウイルスなので、予防をしっかりとしているつもりでも感染してしまう事だってあるのです。
どんな事でも100%防ぐ事は不可能です!
でもしっかりと予防の知識があって実践する事ができれば、必ず感染を予防する事ができます。
まずノロウイルスの感染を予防する時の方法ですが、アルコールやエタノールという一般的な消毒薬などを使って除菌をしようとしても、殺菌効果はほとんど得られません。
手を洗う時にはせっけんをつけてしっかりと洗い、そのあとで消毒薬などを使ってしっかりと除菌するようにしましょう。
消毒薬として使うものはミルトンや家庭用の漂白剤などを使った消毒薬を使うようにするといいでしょう。
特にミルトンは赤ちゃんに使うものなので、安全性も高くおすすめできる製品です。
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誰かが感染してしまった場合の対処は?
ノロウイルスに感染する場合は潜伏期間が非常に短い事が多く、しかも突然嘔吐して始まる事が多いため、吐しゃ物の処理をしっかりしなくてはなりません。
なぜならば、吐しゃ物が乾燥する事によってウイルスが他の人に感染しやすくなってしまうので、正しい対策を練らなくてはならないのです。
まず便、そして嘔吐した汚物などをしっかりと取り除き、消毒をしなくてはなりませんが、この時使うのはアルコールではなく次亜塩素酸ナトリウムの溶液です。
清掃するのに用意するもの
- マスク
- エプロン(使い捨て)
- ペーパータオル(使い捨てするため)
- 新聞紙
- 次亜塩素酸ナトリウム溶液(塩素系漂白剤を薄めたもの)
- 使い捨て手袋
感染を予防するためには、お風呂もトイレにも気を付けなくてはなりませんが、ドアノブや小さいお子さんの食器やおもちゃなども気を使ってあげなくてはなりません。
また、次亜塩素酸ナトリウムの溶液は毎日作り変えて使うようにしましょう。
これだけの事に気を付けていれば、感染したとしても重症化せずに済みますし、家族へ感染が広がる事もありませんので安心です。
今年は新型が流行すると言われているので、感染する方が増えるかもしれませんが、ご紹介した予防や対策を知っていれば安心する事ができますね。