おたふく風邪の症状で高熱が!治療するには!?

おたふく風邪

3歳~6歳の間にほとんどの子供が経験すると言われている『おたふく風邪』ですが、実は先進国と言われている国の中で、日本は非常に発症する人が多いと言われています。

特徴的な症状は顔が腫れるという事なのですが、実はそれと同時に高熱が出る事も稀ではありません。

もしも高熱が出てしまった場合にはどのような治療をするといいのでしょうか?

また病院ではどのような薬を処方して治療ができるのかを探ってみましょう。

おたふく風邪について説明している動画を発見しましたので、載せておきます!

おたふく風邪の症状『高熱』について

おたふく風邪は風邪という病名がくっついている事を考えると、高熱が出て当然なのかもしれません。

風邪の場合には、解熱鎮痛剤を飲んだりすれば高熱は下がっていきます。

それと同じように、おたふく風邪の高熱の症状も、薬を飲めば下がっていくものなのでしょうか? まずはそこからお話ししていきましょう。

おたふく風邪というのはムンプスウイルスというウイルスに感染する事で発症するのですが、このウイルスは全身のいたるところに炎症を起こすと言われているウイルスです。

中でも神経組織や内分泌系腺組織に炎症を広げるという働きを持っています。

そのため感染すると髄膜、脳、耳、すい臓、精巣、卵巣、睾丸などにも炎症を起こして合併症を起こしてしまう事も可能性としてはあるのだそうですね。

もちろん確率はかなり低いとは言っても、髄膜炎と精巣炎そして卵巣炎に関してはかなり高い確率になっているので、中学生以上は特に感染しないように注意しなくてはなりません。

つまりおたふく風邪は体のあちらこちらに炎症を起こすため、発熱し高熱になりやすいというわけなのです。

おたふく風邪で高熱が出てしまった場合の治療

おたふく風邪というのは治療方法があるわけではありません。

ウイルスに感染してしまった場合、そのウイルスが体の外へ排出されなければ症状が改善する事はありません。

だから病院に行って薬を処方してもらおうとしても、おたふく風邪に効果がある薬は処方してもらう事はできないのです。

ではどうすればいいのかというと、熱さましなどのグッズを使ったり処方していただいた解熱鎮痛剤や消炎鎮痛剤などを利用して高熱を下げるようにします。

後は高熱が脳などへ影響しないようにするために、大きな血管の通っているわきの下や太ももの付け根内側のあたりを冷やすグッズなどを使うと安心感があるかもしれません。

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高熱がある時の看病で必要な事とは?

高熱が出ている時というのは大人でも体がだるくて食欲がわかないものですが、案外子供の場合はおたふく風邪に強かったりするようなので、食べられなくても飲める事はあるようです。

なので水分を補給する時に栄養があるものを一緒に与えるといいかもしれません。

例えばドラックストアなどで販売している、病人に与えるハイカロリーな飲み物などをあげてもいいでしょう。

体力を維持させるためにも食べ物や飲み物に工夫をしてあげるといいのと、耳の下が腫れているので咀嚼をせずに食べられるものをあげるといいですね。

こんな時はすぐに病院に電話を!

もしも高熱のほかに意識に障害が起こったりした場合には、脳炎や髄膜炎の可能性も捨てきれませんので病院に症状を連絡しましょう。

また、高熱が何日も続くようであれば、やはり合併症の疑いがあるので病院に電話で相談をするといいでしょう。

どうして電話をするのかというと、おたふく風邪は感染力が強いウイルスなので、他の方へ感染しないためにも電話をしてから行くのがマナーだからです。

それに電話をしてある程度症状がわかれば、病院に到着してすぐに処置ができるという利点もあるので、まずは電話をしてから病院の指示に従うようにしましょう。