おたふく風邪で髄膜炎に!?入院して治療するべき?
おたふく風邪を発症したら耳の下とあごのラインが腫れるだけで済むと思ってはいけません!
それで済めば問題はありませんが、合併症にならないとも限りません。
もしも合併症にかかってしまった場合、一番に考えるのは「どんな症状が出るのか?」という事と「治療はどうやってすればいいのか?」という事ではないでしょうか。
今回はおたふく風邪の合併症の髄膜炎の治療や入院の必要性などについてをご紹介したいと思います。
おたふく風邪について説明している動画を発見しましたので、載せておきます!
おたふく風邪の合併症「髄膜炎」とは?
髄膜炎というのは簡単に説明すると、髄膜にムンプスウイルスが感染してしまい、髄膜と言われている部分が炎症を起こした状態ですが、放置していて治るという簡単なものではありません。
一般的に髄膜炎というのは細菌が侵入した事で炎症を起こすというイメージがありますが、おたふく風邪による髄膜炎というのは無菌性なので、細菌性髄膜炎ほど恐ろしい事はないと言われています。
ですが簡単に治療ができるというものでもなく、放置していて治るという事もありませんので、治療のためには入院が必要になるものなのです。
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髄膜炎の治療に入院が必要な理由は?
ウイルス性の髄膜炎の場合でも、髄膜に炎症が起こっているのは事実なので、症状は当然かなりつらい症状が出てくるものなのです。
例えば、激しい頭痛や嘔吐や発熱、痙攣などの我慢ができないほどの症状が起こるので、自宅で治療という事は難しいでしょう。
さらに髄膜炎は放置していると脳炎などの合併症を引き起こしてしまう事があるので、入院した方が安心できますししっかりと治療ができるはずだからです。
合併症で気を付けなくてはならないのは?
おたふく風邪による髄膜炎は症状が辛いわりにはそれほど心配する事はないと言われていますが、気を付けなくてはならない事が色々とあります。
その一つがムンプス難聴で、治療をしても改善する事はほとんどなく、聴力を失ってしまった場合には二度ともとには戻らないと言われているのです。
ただし脳炎や髄膜炎にまで発症してしまうほどの合併症になる確率は極めて少なく、全体の0.2%程度だと言われているので、発熱が続くようであれば病院を受診するといいでしょう。
特に大人がおたふく風邪に感染してしまった場合、合併症を引き起こしやすくなると言われているので、感染しないようにするためにも予防接種をしっかりと受けておくといいでしょう。