2016年のインフルエンザの症状は?熱が出ないことがある?

ウイルス

今年は例年よりも早くインフルエンザの感染者が出ていますが、今年のインフルエンザの型はBビクトリア型といって、日本ではあまり抗体を持つ人がいないタイプです。

そして今回のインフルエンザの症状の中に、気になるものがあったのでご紹介したいと思います。

2016年のインフルエンザは熱が出ない?

インフルエンザというと高熱が出るというイメージが強くありませんか?

それがインフルエンザの最大の特徴であり、風邪との違いだと認識していました。

ところが、2016年にかけて流行しているBビクトリア型というインフルエンザは、熱が出ないという患者さんも多いのだそうです。

中には「熱が出ないならいいではないか!」と思う方もいるかもしれませんが、本当にそうだとはいいがたい事もあるのです。

その理由は?

 

熱が出ないインフルエンザは意外と多い

そもそもインフルエンザは風邪とは違う感染症で、感染力がとても強いものなのです。

そして熱が出ない事によって「単なる風邪だろう」と思い、学校や会社などへ行くとします。

この時、知らずに他の方々にインフルエンザを感染させてしまう可能性が非常に高いのです。

もちろん今年のインフルエンザだけが特別に熱が出ないというものではなく、実はインフルエンザの症状で必ずしも高熱が出るというのも確かな事ではないのです。

というのも、実際にインフルエンザに感染している方の中で、高熱が出ないタイプの方もいるからなのです。

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熱が出ないとたちが悪いって本当?

例えば、自分や家族が風邪の症状が出て、どんな症状があったら病院に行こうと決意するでしょうか?

おそらく高熱が出た時に行くはずです。

「もしかしたらインフルエンザかも?」と思うからですよね?

そうなんです! つまり高熱が出ないものは『風邪』だと思ってしまう事も多いのです。

だからそれほど注意をせずに会社に出社したり学校へ行ったりしてしまい、どんどん感染者を増やして学級閉鎖になったりするのです。

インフルエンザと言えば高熱! というほど症状の特徴が印象深いからこその問題点ですよね。

 

高齢者や小さなお子さんは注意しましょう

高熱が出ないからといって単なる風邪だなどと思わない事です。

もしもその症状がインフルエンザによるものだった場合、抵抗力の低いお年寄りや小さなお子さんが感染して重症化してしまうかもしれません。

インフルエンザが原因で肺炎などを併発してしまったら大変な事になってしまいます!

特に高齢者の場合、肺炎になってもわからない事が多いのです。

そのまま命を失う可能性もあるので、風邪の症状が出た場合には迷わずに病院で「調べてもらおう!」くらいに思った方がいいでしょう。