幼児のあせも(汗疹)にはワセリンがいい!?市販薬で大丈夫なの?

泣いている赤ちゃん

暑い夏がきても子どもたちは楽しそうに遊んでいたりしますね。

よく見ると、汗だくになって遊んでいる事が多くあります。

そして、自宅に戻ってくるといつの間にかあせもがたくさんできていたりするものなのです。

痒くて辛いあせもを改善しようとワセリンを使おうとする方も多いようですが、本当にワセリンであせもを改善する事ができるのでしょうか?

そこで今回はあせもにワセリンが良いのか悪いのかと、市販薬はどこまで使っても大丈夫なのかについてを調べてみました。

幼児のあせもの原因をまず知ろう!

あせもってどんな事が原因でできるのかご存知でしょうか?

簡単にあせもについてを説明しましょう。

あせもとは、暑さなどによってたくさん汗が出るのに、汗腺が何らかの原因で詰まってしまい、皮膚の下に汗がたまってしまう事が原因で起こります。

小さな幼児は面積の割に汗腺が多いために、大人よりもよりあせもになりやすい状態なのです。

あせもがでてしまうとそれが潰れてぐじゅぐじゅとなってしまう事も多いので、気をつけてあげなくてはなりません。

 

ワセリンは本当に効果があるものなの?

よくあせも対策にはワセリンが一番いいよ!などという言葉を聞きますが、本当にワセリンはあせもに良いのかご存知ない方も多いはずです。

そこで簡単にワセリンというものの用途や効果についてを説明いたしましょう。

 

ワセリンってどんなもの?

ワセリンは油性の軟膏基剤で、用途としては肌を保護するために使う事が多いようです。

例えば、やけどしてしまった場合などに使うと、肌の上に膜を張って肌の乾燥を防ぐ事ができるわけです。

ワセリンに保護されて細菌の繁殖を防ぎ、その結果皮膚の中で自己修復能力を発揮させる事ができるという事なのです。

つまり簡単に説明すると、皮膚が何らかの原因で役割を果たせなくなった時にワセリンを使うと治りが早いという事ですね。

ではあせもはどうなのかというと……。

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あせもは皮膚がこうなっている!

あせもは皮膚の下に汗腺が詰まったために汗が貯まった状態ですから、本当は乾燥させてあげる必要があります。

もしもフタをしてしまったら、細菌が繁殖してしまいとびひなどの状態にまで悪化してしまう事になるわけです。

できるだけ乾燥をさせてあげる必要がありますので、清潔にして通気を良くしてあげる事が重要になります。

 

ワセリンはあせもには良くない

以上の事を見てみるとわかるように、ワセリンというのは皮膚を覆って保護しようとしますので、あせもにとっては良くないという事になります。

なのでワセリンを塗れば良いというお話は、あせもに関してはやめておいた方がいいという事になるのですね。

しかし、幼児はいっつも汗だくになってしまうものですから、何もしないというのはいいはずがありませんよね。

そこで出てくるのが市販薬なのです。

 

市販薬であせも対策はできる?

もしも市販薬を使うのであれば、大人用ではなく幼児でも使う事ができるものを使うといいでしょう。

代表的なのは桃の葉エキスの入ったローションや、ポリベビーやムヒベビーなどの専門のお薬ですよね。

これらのお薬を常に常備しておくといいかもしれません。

ただし、予防をする事も重要な事なので、常に幼児の服についても気をつけてあげるといいでしょう。

通気性の良い服で、しかも吸水性が高い天然素材の服の方があせもの予防ができていいのではないでしょうか。

こまめに汗を拭いてあげる事も必要ですし、汗をかいたらシャワーなどで流してあげる事も必要なのです。