とびひの薬は何が良い?ゲンタシン?リンデロン?
これからの季節は虫さされやあせもなどに気をつけたいと思うものですよね。
予防をする事も可能ですが、完璧に防ぐ事は大変むずかしいので、せめて虫さされやあせもができた後の対処に気を使いたいものです。
なぜならば、それを掻いたりしてしまう事によって、とびひになってしまう事もあるからなのです。
今回はとびひになってしまった場合の薬であるゲンタシンやリンデロンなどの軟膏についてのお話をしたいと思います。
とびひの薬ゲンタシンとはどんなお薬?
とびひの薬で良いといわれているゲンタシンというお薬ですが、どうしてとびひに効果があると言われているのかをご存知ない方もいると思うので説明いたします。
ゲンタシン軟膏というのは軟膏で処方されるお薬で、細菌感染を起こしてしまった皮膚炎などに効果があると言われている殺菌作用のある軟膏です。
アミノグリコシド系の抗生物質が配合されており、とびひの原因と言われている黄色ブドウ球菌などにも効果を発揮してくれるお薬なのです。
どんな効果があるのか?
ゲンタシン軟膏はレンサ球菌属やエンテロバクター属、プロテウス属、プロビデンシア族、クレブシエラ属、緑膿菌などなどの細菌にも効果があります。
感染してしまうとびひにも処方され、二次感染などを防ぐ目的でも処方していただけるお薬なのです。
このお薬は単品で処方される事もありますが、とびひなどの二次感染が予想される場合には、他の抗ウィルス系のお薬と一緒に処方される事もあるようです。
ゲンタシンには副作用がないの?
ゲンタシンはいわゆるステロイド系のお薬ではありませんので、抗菌作用があるといっても副作用の報告は殆ど無いと言われています。
すると安心して使えるのか!と思うかもしれませんが、全くないという事ではないので用法用量を守ってお使いください。
ちなみにごく稀にですが、耳鳴りを感じたりめまいが起こったりする事もあるようですが、長期間使い続けた結果であるので長期間使わないようにするなど、用法用量をしっかりと守って使いましょう。
全てのとびひに効果があるわけではない!
ゲンタシン軟膏はとびひにとても効果がある薬だと言えるのですが、実はとびひの中でもぐじゅぐじゅになってしまったような場合には効果がないと言われています。
その場合には別の薬を使う方が良いので使用をやめ、病院に行ってとびひの状態にあう薬を処方していただくようにしてくださいね。
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とびひの薬リンデロンとはどんなお薬?
リンデロンというのはどのようなお薬なのかというと、この薬はいわゆるステロイド系のお薬ですので、もしも持っていたらとびひに塗ろうとはしない方がいいでしょう。
なぜならば、とびひの中にはステロイド系の薬を塗る事によって、治るどころかひどくなってしまう事があるからなのです。
例えばリンデロンを塗っても大丈夫なとびひというのは、じゅくじゅくとしている水疱が無い場合のとびひのみで、使い方を間違えてしまうととんでもない事になってしまいます。
余計にひどくなって重症化してしまう事が多いと言われていますので、リンデロンをやたらととびひに塗らない方がいいでしょう。
リンデロンはどんな薬なのか?
リンデロンは基本的に炎症が起きている皮膚炎に適しているのですが、ステロイドというのは皮膚の免疫を落としてしまう事があるため、細菌が増殖しやすくしてしまう欠点を持っています。
なので水疱などがあるとびひに使ってしまうと余計にひどくしてしまう事になるわけです。
リンデロンがあったからといってとびひに塗ってしまうと、余計にひどくなってしまい驚く程広がってしまう事があるというわけなのです。
リンデロンは病院でしっかりと症状を診て頂いてから処方してもらったものを塗るようにした方がいいでしょう。
とびひの薬を塗る時の注意とは?
とびひの薬を塗る時にはまず患部をしっかりとキレイにしてあげてから塗るようにしましょう。
まず患部をしっかりと石鹸をつけて触らないようにして泡で洗ってから、シャワーを使ってしっかりと石鹸を洗い流してください。
その後はしっかりと水分を拭き取ってから抗菌作用のある軟膏をぬり、ガーゼなどで保護してあげる必要があります。
定期的に薬を塗ってあげなくてはなりませんが、その都度キレイに洗い流してあげるといいですね。
あとがき
いかがでしたか?
とびひのお薬の中でも有名なリンデロンとゲンタシンの薬の説明をしてみました。
とびひはとても身近な皮膚病の一つなので、できればとびひにならないように注意をしてあげるといいですよね。
また、ひどくなってしまう事があるので、できるだけリンデロンは素人判断では使わない方が良いという事もわかっていただけたら幸いです。