とびひの市販薬に飲み薬はあるの?
暑い時期になると色々と皮膚に負担がかかってしまう事が起こりやすいですよね。
例えば虫さされが原因の事もあるかもしれませんし、暑い時期なので汗をかきやすくなってしまい、それが原因でとびひになってしまう事だってあるでしょう。
とびひになってしまった場合には放置していて治るものではないので薬を必要とするのが一般的ですが、市販薬の飲み薬で代用できるものがあるのか知りたくありませんか?
今回はとびひに効く飲み薬で市販薬があるのかどうかについてを説明しています。
とびひに使われる飲み薬はどんな薬?
一般的にとびひに使われる薬はどのような薬があるのでしょうか?
実はとびひの薬には3つのタイプの薬しかないものなのです。
それぞれのタイプの薬をご紹介していきましょう。
抗生薬(抗生物質)
抗生薬とは抗生物質を含む細菌の増殖を止める、死滅させる効果がある微生物による物質由来の薬、または抗生物質と合成によって作られる薬の総称です。
細菌感染による炎症などを沈める働きがあるので、とびひの場合には抗生物質の飲み薬や塗り薬を処方してくれる事が一般的です。
副作用についてはあまり心配する必要はないのですが、人によっては軟便になるという事も報告されているようです。
抗ヒスタミン薬
抗ヒスタミン薬もとびひの治療にはよく用いられる薬だと言えるでしょう。
この抗ヒスタミン薬というのは痒みの物質ヒスタミンを抑える薬です。
主に塗り薬などに使われている薬で、塗る事によって痒みを鎮めてくれるので、患部を引っかかずに済むという痒み止めの薬です。
飲み薬で用いる事もあるようですが眠気が強く出る事もあるようです。
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副腎皮質ホルモン(ステロイド)薬
いわゆるステロイドと言われる薬で、理由がわからない病気などにも使われる事で知られていますが、飲み続ける事によって強い副作用が出ると言われています。
とびひの場合でもアトピー性皮膚炎がある子供さんの場合などに処方されるもので、湿疹が出た場所を引っ掻いてしまってひどくなってしまった場合に処方されます。
ステロイドの特徴は炎症を抑える働きがあるという事です。
市販薬の飲み薬でとびひに効くのは?
何らかの原因で病院でとびひに効く飲み薬を貰いたくてももらえないという方がいたとして、とびひに効果がある飲み薬が市販薬であればそちらで代用したい。
という事もあるかもしれないので調べてみたところ、抗生物質の飲み薬は基本的には医療機関でしか処方してもらえない事になっています。
さらにステロイド系の薬についても、飲み薬の場合は医師の診断があって、処方していただかないと出してもらえない事になっています。
つまりとびひの飲み薬で市販薬は無いという事になってしまうのです。
市販薬でとびひの飲み薬が無い理由
どうして塗り薬はあるのに飲み薬の市販薬は無いの?と疑問に思う事もあるかもしれませんよね。
その理由を簡単に説明すると、抗生物質の飲み薬やステロイド系の薬というのは、用法用量をしっかりと守らないと逆効果になってしまいます。
そのためしっかりと医師に診察をしていただいて処方してもらい、正しく飲まないと危険なものが多いからなのです。
特にステロイド系の場合には病状がひどくなってしまう事もあるので、できれば病院に行って薬を処方してもらうしかありません。
ですのでまずは病院に行ってしっかりと診察を受けてから薬を処方していただくといいでしょう。