鼻風邪が治らない!赤ちゃんや幼児の場合はどうすれば!?
鼻風邪は大人でもつらい症状なのに、赤ちゃんや幼児の場合は大人とは違った苦しみを味わう事になってしまい、見ていてかわいそうになってしまう事が多いですよね。
なぜかと言うと、赤ちゃんや幼児の場合は鼻呼吸ができないのは大変な事で、その理由は赤ちゃんは鼻で呼吸をしているものだからです。
ミルクを飲もうとしたら息ができないのですから不機嫌になって当然の事なので、できるだけ症状を改善してあげたいものですよね。
今回は赤ちゃんや幼児の鼻風邪が治らない時のお話をしたいと思います。
なぜ鼻風邪が治らないとマズイのか?
鼻風邪は風邪のウイルスに感染してしまい、鼻の粘膜にウイルスが侵入して炎症を起こしてしまったために、鼻に強く症状が出るものです。
最初は透明な鼻水が出るだけですが、徐々に鼻水の量が多くなったりくしゃみや鼻づまりが起こったりと、特徴的な症状が起こっていくものです。
大人だって鼻風邪から重い病気になってしまう事がありますよね? 小さな幼児や赤ちゃんだったらなおの事不機嫌になっても仕方がありませんよね。
ところで、鼻風邪が原因で他の病気になってしまった経験を持っている方も多いでしょうが、赤ちゃんや幼児だって同じように他の病気になる事もあります。
例えば、その代表的なものが中耳炎だったり副鼻腔炎だったりしますが、実は赤ちゃんや幼児にとっては副鼻腔炎も怖いですが、中耳炎は痛くて怖い病気になるのです。
身体が小さければ小さいほど鼻風邪の症状は辛いのでは? と心配になりますので、しっかりとケアをしてあげるといいでしょう。
[ad#ad-1]
どうして中耳炎に?
私たち大人の耳の中の形がどうなっているのかご存知ですか?
大人の耳は、まるでかたつむりの殻のように複雑にできています。
ですが、赤ちゃんの耳や幼児の耳というのは、ほぼラッパの様な状態ですから複雑さというのはありません。
そのため、鼻の奥で炎症を起こしてそれが耳にうつり、耳の中でも炎症が始まり結果的に中耳炎になってしまうというわけですね。
もちろん赤ちゃんが一番中耳炎になりやすく、幼児はちょっとだけ複雑になりかけてはいますが、やはり大人よりも中耳炎になりやすいのは事実です。
10歳までは中耳炎に発展してしまいやすいと言われているので、耳を痛がったり機嫌が悪い状態が続いたら病院へ行くといいでしょう。
副鼻腔炎について
鼻の粘膜に風邪のウイルスが感染すると炎症が起こりますが、もちろんこれだけでは副鼻腔炎になるとは言えません。
鼻風邪の原因である鼻の粘膜の炎症が続き、鼻水の成分が培養液の役割を果たしてウイルスが増殖してしまうと、炎症が治りにくくなってしまいますよね。
通常なら症状が出始めて1週間もすれば、鼻風邪の症状は落ち着いてくると言われているのですが、それが治まらない事もあるのだそうです。
もしも1週間以上粘性の高い鼻水や、白、黄色、緑色といった色のついた鼻水が続くようであれば、専門医を受診して必要ならば治療を受けるといいですね。
病院に連れていく時期は?
本当ならば赤ちゃんでも幼児でも、鼻風邪をひいてしまわないようにするのが一番ですが、そんなに簡単にはいかないものですよね。
もしも耳に異変があれば赤ちゃんはしきりと頭を触ったり耳に触ったりを繰り返すようになりますので、すぐに病院にいきましょう。
必ず中耳炎という事ではありませんが、普段とちょっとでも様子が違うなと思ったら、病院に連れて行ってあげる事も必要なのです。
一方で、幼児の場合は耳が痛いという事を言うと思うので、耳を痛がる素振りなどがありましたら病院に連れて行ってあげましょう。
連れて行く病院は、小児科よりも耳鼻科に通った方が治りやすいかもしれません。