花粉症と『りんご』に驚くべき関係が!シラカバアレルギーの人は注意!
花粉症の症状というと、くしゃみに鼻水に鼻づまりばかりだと思われるかもしれませんが、人によっては目のかゆみや涙目になったり、咳が止まらなくなってしまったりする事もあるのです。
そんな辛い症状を改善しようとすれば、恐らくほとんどの方が薬に頼らざるを得ないのではないでしょうか?
今回は、食べるものによって起こるちょっと驚くべき現象についてをお話ししたいと思います。
花粉症の方にこんな経験をした人はいませんか?
普段はなんでもないのに、ある食べ物を食べると呼吸が苦しくなったり、体中が痒くなったりする事ってありませんか?
食中毒とは違う別の症状が出た経験をされた方って意外と多いのです。
ごくごくまれに、「私この食べ物ダメなの」という方がいますよね?
その理由を聞くと、その食べ物を食べると具合が悪くなる事があると答える人がとても多いのです。
この話は本当なのか疑いたくなるかもしれませんが、実は本当にその食べ物を食べると具合が悪くなってしまい、ひどい時には死んでしまう事もあるのです。
もちろん全ての花粉症の方が同じ経験をしたというわけではありませんが、そういう事実があるのは本当の事なので、できるだけ気を付けて食べるようにしましょう。
北海道に多いシラカバの花粉症と食べ物の関係
北海道ではスギによる花粉症よりも、シラカバによる花粉症の患者が多いのだそうですが、実はこのシラカバアレルギーの方の中に、りんごを食べた時に異常を感じる方がいるのです。
りんごというと北国では好まれる果物ですが、どうしてリンゴを食べるとシラカバアレルギーの方は、他の症状が出てきてしまうのかをお話ししましょう。
実はりんごのアミノ酸の配列とシラカバのアミノ酸の配列がとても似ているるので、りんごを食べるとシラカバの花粉が体内に入ってきたと勘違いして、アレルギー反応を起こすわけです。
なんてことないだろうと思われるかもしれませんが、牡蠣やエビなどのアレルギーよりも恐ろしい反応が起こる事になるので、十分に注意する必要があるのです。
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シラカバ花粉症の人がりんごを食べると?
OASという症状が出てくるので注意が必要です!
OASというのは果物を食べた事によって、口の中がかゆくなってしまうという症状です。
ただ口の中が痒いだけなら、それほど問題視しなくてもいいと思われるかもしれませんが、りんごを食べることによって『アナフィラキシーショック』を引き起こすのが怖いのです。
例えばスギ花粉症の私が実際に経験した話ですが、トマトを食べてはいけないと医師に注意されていましたが、トマトって美味しいのでつい食べてしまうのです。
ある日の事、レストランで食事をしていた時に、サラダに入っていた1cm角のトマトを数個食べたのです! するとすぐに異変が起こりました。
突然呼吸が止まってしまったのです!
すでにおかしいなとは思っていたので慌てずに対処しましたが、吸う事も吐く事もできないので、パニックになれば死につながります。
それ以来トマトを食べるのをやめましたが、シラカバ花粉症の方がりんごを食べた時に、同じようなアナフィラキシーショックが起こらないとも限らないのです。
シラカバ花粉症の方が注意すべき食べ物とは?
まず代表的なものが「りんご」「サクランボ」「桃」「梨」「イチゴ」は食べない方がいいでしょう!
基本的に果物を口に含んだ時に「かゆみ」を感じたら食べてはいけません。
その食べ物を食べる事によって、ひどいときにはアナフィラキシーショックを起こす可能性があるからです。
ですが、生で食べたら起こるとしても、調理をすれば食べられるものも多いはずです!
焼きリンゴにするとかアップルパイにするとかすればいいのです。
また、モモや梨が食べたい時には缶詰などもおすすめです!
食べたい気持ちはわかりますが、何となくその欲を満たせる代用品で我慢するようにしましょう。
ちなみに、薬を飲んでいれば大丈夫じゃない? と思うかもしれませんが、薬を飲んでいても口の中に起こるかゆみは感じます!
どうしても食べたいという方は、医師に相談をして食べていいのかどうかを判断するといいでしょう。