スポーツドリンクを飲んで下痢?それって夏バテかも
夏場に冷たいスポーツドリンクを急に飲んだり、量を沢山飲んでお腹が緩くなった事はないでしょうか。
夏場の脱水症状を防ぐ為に開発されたスポーツドリンクですが飲み過ぎは禁物なのです。
アイソトニック飲料で胃腸が悪くなる原因
スポーツドリンクを夏場に飲んで胃腸が悪くなるのは不思議ですが、理由があります。
アクエリアスやポカリスウェットと言ったスポーツドリンクは正確にはアイソトニック飲料と呼ばれています。
塩分、糖分、電解質を人工的に体液と同じ濃度に調整した清涼飲料水です。
しかしいくら体液に近い濃度のスポーツドリンクでも『飲み過ぎ』はいけません。
内臓は処理できないものに対し拒否反応を示す
胃や腸は、一気かつ大量に同じものが流れ込んできた場合、消化できず、
防御反応として胃もたれ、下痢を引き起こします。
スポーツドリンクの飲み過ぎだけではなく、水や冷たいお茶を一気飲みした時も同じです。
玄米菜食をモットーとするマクロビオティックでは内臓を冷やすと夏バテになると言われています。
夏でも熱いお茶を少しづつ飲む事が内臓を鍛える一歩なのです。
自分で作れる経口補水液って?
夏場の脱水症状を防ぎつつ、スポーツドリンクの飲み過ぎによる胃もたれや下痢を防ぐには、体液の浸透圧よりやや低めのスポーツドリンクを作って飲む事です。
これにより体の負担が激減します。材料は以下の通りです。
- 水ℓ
- 塩3g
- 砂糖20~40g
- レモン果汁(少々)
飲みやすくする為に砂糖を多めにして、リンゴ果汁を加えるのも良いです。
500ml(ペットボトル1本)の場合は、この半分の分量を目安にして、1日で飲み切るようにしましょう。
スポーツドリンクの飲み過ぎの下痢についてまとめ
スポーツドリンクの飲み過ぎによる胃もたれ、下痢について、もう一度おさらいしてみます。
- スポーツドリンクを飲み過ぎると内臓が防御反応を起こす
- その結果、胃もたれ、下痢を引き起こす
- スポーツドリンクだけでなく他の冷たい飲みものを大量摂取しても起こる
- 内臓の夏バテを防ぐには夏こそ熱い飲み物を少しづつ
- 外で激しい運動をする場合は、経口補水液を作る
- 作った経口補水液は飲み切る
夏は内臓の体力が衰えやすい季節ですので、スタミナをつけて乗り切りましょう。