新型コロナ流行でインフル患者10分の1!南半球の事情は?

’20年~’21年北半球は新型コロナとインフルエンザのダブル流行が懸念されてます。
そんな中一足先に真冬を迎えた南半球では、例年に比べてインフルエンザの患者数が10分の1以下に激減しました。

’20年から世界中を席巻した新型コロナにより、日本では手足口病とプール熱が100分の1以下に激減。

南半球のインフルエンザ患者数激減の裏には何かあるのでしょうか。

新型コロナで豪州のインフル患者が例年の10分の1に

豪州保険省の’20年9月下旬の報告書によると、’20年秋冬(4~8月)のインフルエンザの患者数は21000人。

4月以降の陽性者はほぼゼロに近く、ピーク時の7~8月の患者数は、’19年の247,000人の10分の1となりました。

©smh.com.au

WHOメルボルン・インフルエンザセンター主任のイアン・バー(Ian Barr)博士は、新型コロナ流行時にインフルエンザが激減した事について
『インフルエンザに限らず感染症で気を付けてほしい事を世界中の人々がやった結果ではないか』と分析しています。

結果として例年の10分の1の患者数になった事については『ラッキーとしか思えない、いままでこんな事はありえなかった』としています。
では豪州がとったインフルエンザ対策はどの様なものだったのでしょうか。

ワクチン、手洗い、消毒がインフルの特効薬

豪州や豪州国民がインフルエンザと新型コロナダブル流行を食い止める為に具体的にとった対策は以下の通りです。

  • 手洗い、うがい、消毒、ソーシャルディスタンスを守る
  • 仕事はリモートワークを活用する
  • ワクチンを接種し、マスクをする
  • 規則正しい生活を心がける

豪州政府は、新型コロナとのダブル流行に備え、ワクチンを’19年の1300万本から、1800万本に増やして備蓄し、ワクチン接種を呼びかけたそうです。

WHOで新型コロナをはじめとした感染症対策にあたる専門家・マリー・ルイス・マッグロー(Marylouise McLawe)博士は、
『ラッキーだったとしか思えない面もあるが、先手必勝でコロナとインフル流行に備えた事が良かったのではないか』とコメントしています。

新型コロナとインフルの違いは?

インフルエンザも新型コロナもウィルスが鼻と喉に受容体がくっつき、急に熱が出るなどの症状が似ています。
主な違いは以下の通りになります。

©min-iren.gr.jp

’20年~’21年初頭にかけての日本のインフルエンザワクチンは約6300万人分の供給が見込まれています。


豪州や、米国と人口比で比べてみると、保険外とはいえきちんと予防接種を几帳面に受けている国かという事が判ります。

豪州のインフルエンザ患者数激減は、妊婦及び65歳以上の高齢者の接種を無料にしたことで、ワクチン接種が推進されたのです。

米国は全国民がワクチン接種の保険対象外になることや、インフルエンザと新型コロナ流行前に大統領選挙が行われる事から、別の意味で懸念されています。

Why Australia Had a Mild Flu Season and What That Means for the United States










合わせて読みたい!関連記事一覧

コメントを残す

このページの先頭へ