テレワークで増加中・外耳性真菌症って何?
テレワークやリモートワークで意外に増えているのが外耳炎です。
イヤホンを長時間使用する機会が増えた事で起こるのですが、自覚症状及び予防再発防止の為にはどのような事に心掛ければよいのでしょうか。
外耳性真菌症は耳の中に出来るカビ
外耳性真菌症は耳の中に真菌と呼ばれるカビが発生する病気です。
耳の中が高温多湿になり発生するものですが、自覚症状がないまま進行する事が危ないと言われています。
外耳性真菌症が起こりやすい原因
外耳性真菌症が起こりやすい原因及び症状は以下の通りです。
- お風呂上りに耳かきを使う
- イヤホンや耳栓を長時間つけている
- 耳の中がかゆい、痛い、ガサガサする
- 聞こえにくい
耳かきを使う事は一見関係ない様に思えますが。耳かきの多用により耳の内側に傷がつき、耳の中がかゆくなれば耳の中にカビが生えている事になります。
完治には2カ月かかる事も
外耳性真菌症は自覚症状がないまま進み、免疫力の向上と外耳が乾燥し傷が修復される事で自然治癒する事もあります。
その為再発する事もあるのです。
外耳性真菌症の治療は、患部のカビを取り除き消毒。
抗真菌剤を照射し乾燥させ、再発防止の為に湿疹が出ている場合はステロイド、そうでない場合は抗生物質を処方します。
重症の場合は顎関節に影響が及ぶ場合も
外耳性真菌症は放っとけば治ると侮ってはいけません。
かゆみが酷い、痛みが我慢できない場合は耳鼻科に行くことをお勧めします。外耳に限らず耳の皮膚組織は非常に薄く痛みが出ると周辺組織にまで広がるからです。
外耳性真菌症の場合は、顎関節に影響が出ますので、痛みが出た場合はすぐに病院で診察を受けて下さい。
外耳性真菌症予防には耳を密封しない事
外耳性真菌症を予防しないためには、外耳を密封しないようにします。
イヤホンを長時間つけているならヘッドフォンにしてみる事です。ヘッドフォンも1時間に1回、数分間外すなど工夫をしてみましょう。
たったこれだけの事で耳の不快感がなくなる上、外耳炎にかかるリスクは何倍も減らす事ができます。