風邪で喉の痛みが!治し方を紹介!ジレニアとは?

飲み薬

健康な人でも体調が悪かったりストレスによって免疫力が下がっていると、風邪をひいてしまって喉の痛みを感じる事があるくらいです。

もしも多発性硬化症(通称MS)を発症している人が風邪をひいてしまったら、風邪がなかなか治らない事もあるのだそうです!

ジレニアは多発性硬化症という病気を患っている方の治療薬として処方されるお薬なのだそうです。

今回は風邪の喉の痛みとジレニアの関係についてをご紹介いたします。

多発性硬化症(MS)ってなに?

まずは多発性硬化症についての説明をしなくてはなりませんね。

中枢神経の軸索という部分を覆っているミエリンという部分があるのですが、多発性硬化症ではこのミエリンが破壊されてしまいます。

わかりにくいかもしれないので簡単に説明をしていきましょう。

 

神経細胞を覆っているミエリン

健康な人は脳の神経細胞から出ている軸索という電線みたいなものは、ミエリンというカバーでくるまれているのだそうです。

ところが多発性硬化症の方は、このミエリンがボロボロにされてしまい、神経細胞から出ている電線がむき出しになってしまうというのです。

するとどうなるのかというと、せっかくの情報が正確に届かなくなるため、うまく動かなくなってしまったりするわけです。

 

男性よりも女性の方が患者数が多い

この多発性硬化症という病気の患者数は、世界ではおよそ250万人だと言われていますが、その内日本人の患者数は13435名(2008年)となっています。

実は男性よりも女性のほうが患者数が多く、20歳~30歳くらいの若い年齢の人が発症しやすい病気だと言われているのです。

 

放置すると……

多発性硬化症は放置しているとどんどん症状が悪化してしまい、最初は再発と寛解を繰り返してしまう病気なので、お薬など障害の進行を抑える必要があるのだそうです。

お薬を飲む事によって障害を抑える事ができるのですが、徐々に徐々に進行してしまうという難病なのですね。

なのでこの病気だと診断されたら放置せずにしっかりと治療をしなくてはならないというわけなのです。

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多発性硬化症の症状

非常に色々な症状があると言われているのですが、例えば痛みをあまり感じなくなるといったありがたいのかありがたくないのかわからない症状が出る事もあるそうです。

もちろん熱い冷たいなどの温度の感覚がにぶったりする事も多く、逆にちょっとの温度の差も辛いと感じるようになる方もいらっしゃるのだとか……。

そして困るのは運動の障害で、歩くことが困難になってしまったり、手足が自分が思ったように動かなかったりする事もあるので注意しなくてはなりません。

精神的な症状が出てしまう方もいらっしゃるようですが、目が見えなくなったり排泄がおかしくなったりする人もいる非常に辛い病気です。

 

治療薬としてあるのがジレニア

さていよいよジレニアのお話しに入りますが、ジレニアはこの多発性硬化症の治療薬として処方されています。

ジレニアを飲む事によってリンパ球が血液の中に入らないように阻害する事ができるため、多発性硬化症の症状が改善し進行を防ぐ事ができるわけです。

ところがこのジレニアという薬を飲むと副作用があるのです!

実はそれが風邪による喉の痛みと関係があるという事になるわけですね。

ジレニアを飲んだ人の体内では、一時的に免疫力が下がる事が報告されていて、その時に他の感染症などに感染しやすくなるのだそうです。

つまり多発性硬化症の患者さんは治療薬のジレニアの服用中は感染症にかかりやすくなるという事になるようです。

この事から、ジレニアを服用している間は、定期的に血液検査を受けて感染症への感染の有無を調べる必要があるのですね。

風邪に感染しやすく治りにくいと言われています

ジレニアの服用中はどうしても風邪に感染しやすくなってしまうのは仕方がない事ですが、感染してしまうと治りにくいというのも事実のようです。

喉の痛みや風邪の諸症状が出たら、かかりつけの病院を受診して医師の指示に従い、安静にして早く治るように努めましょう。

ただし喉の痛みが出る出ないは個人差によるものもあるようなので、喉に痛みが出ていなくてもだるいとか咳が出る、熱が出たなどの異常がある場合にもかかりつけの医師に相談するといいでしょう。