ロタウイルスに感染したら便はいつまでおかしいの?回復までの経過は?
どんな感染症でも発症したらやがて回復していくものです。
ロタウイルスも同じように感染してもやがて回復していくものですが、気になるのは便はいつまで特有の症状が出るものなのか? や、回復までの経過はどうなっているのかはあまりよく知りません。
そこで回復までの経過やいつまで便に異常があるのかをお話しましょう。
ロタウイルスの感染から発症まで
ロタウイルスは人から人へ感染する感染症で、一番最初の感染者の感染源については食べ物であったりいろいろのようです。
感染すると1日~2日の潜伏期間を経て発症する程強いウイルスで、発症して最初の症状は微熱という方もいるようですが、嘔吐から発症する事がとても多い感染症です。
嘔吐してすぐに下痢の症状が始まり、そこの段階までの間は多くても2日~3日くらいとなり、ここまでが感染から発症までの経過となります。
とても短い期間で発症するため、感染した事がわかった段階で、もしも集団でいた場合(保育園や幼稚園)は爆発的に感染する事が想像できますね。
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ロタウイルスの発症から回復まで
では、次に発症してから回復するまでの経過についてを説明いたしましょう。
発症してから嘔吐と下痢が続きます。
稀に高熱が出る乳幼児もいるようですので、予防接種を受けていない乳幼児の場合で、初めての感染の場合には入院が必要な事もあるようです。
嘔吐は最初の1日~2日くらいまでにおさまる事が多いようですが、下痢の症状は発症から7週間~10日間くらいは続くのが一般的です。
つまりロタウイルスは感染してから2日以内に発症し、発症してから7日~10日間で回復へ向かうという事になるわけです。
ただしこれは一般的な感染者の回復までの経過であって、重症化してしまった場合には回復までにもっと時間がかかるでしょう。
便の状態はどうなるの?気をつける事は?
これらの事からわかるように、便の状態が悪くなるのは、発症してすぐから回復するまで10日間(最長)かかると考えておけばいいでしょう。
ただし回復したからといって警戒を怠ってはいけません!
どうしてかというと、実はロタウイルスが治っても便の中にはウイルスがたくさんあるからです。
便にウイルスが入っている期間は、潜伏期間の2日間と回復までの10日間(いずれも最長)プラス1週間は注意が必要という事になるのです。
なのでおよそ3週間は最低でも警戒をしておく必要があるという事になるのです。
ロタウイルスというのは感染してしまうと、これだけの間身体の中で増殖を繰り返し悪さをするウイルスなのだという事を改めて認識してください。