ロタウイルスの予防接種(ワクチン)の費用はどれくらい?接種率は?

予防接種

ロタウイルスってご存知でしょうか?

あまり知られていないかもしれませんが、ロタウイルスというのは下痢や嘔吐などを引き起こすウイルスです。

小さなお子さんの場合には激しい下痢で危険な状態となり、約10%が入院しなくてはならない程の重篤な状態になってしまうと言われているのです。

我が子がまさか感染するとは疑わない方もいるようですが、感染力はかなり高いだけではなく、冬場に発生するから実に厄介なのです。

そこで予防接種をする事によって感染を防ぐわけですが、この予防接種の費用や接種率についてを今回は調べてみました。

ロタウイルスの予防接種の費用は?

予防接種というと、日本ではかなりいろいろな予防接種を受ける事ができるようになりましたが、果たしてロタウイルスの接種率は高いのかそれとも高くないのかを見てみましょう。

実は、ロタウイルスの予防接種を受けている子供さんの数は少ない方だと言っていいでしょう。

その接種率は低いというだけしかわかっていません。

半数という話もあるようですが、実際にロタウイルスに集団感染した場合、予防接種を受けた子供が全くいなかったというケースもあるからです。

では、どうしてロタウイルスは接種率が低いのでしょうか?

それは、ロタウイルスの予防接種は実費だからです。

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ロタウイルスの予防接種は高い!

実はこのウイルスのワクチンは1回で終わりではありません。

ワクチンは2種類あり、2回接種するタイプのロタリックスという予防接種の場合、1回目を生後6週~24週までに、2回目を生後10週~24週までに受ける事になります。

基本的に3歳まではワクチンラッシュなので、できるだけ早めに1回めのワクチンを摂取するのが望ましいと言われています。

三回接種のロタテックという予防接種の場合、一回目を生後6週~24週まで、二回目を生後10週~28週まで、三回目を生後14週~生後32週まで接種します。

では気になるワクチンの費用ですが、ロタリックス(二回接種)の場合は、16200円を2回受けるので32400円になります。

三回接種のロタテックが10800円を三回なので32400円となり、かなりな高額になる事がわかりますね?

病院によって価格が違うかもしれませんが、これが予防接種の接種率を下げている原因となっているようです。

 

この予防接種には助成金があります!

ですが重篤な状態になってしまいかねないので、接種できる時に予防接種はしておいた方がいいのは事実です。

そこで、政府はロタウイルスの予防接種の助成金として上限6000円を出す事を決定しました。

平成27年の4月からなので、これからは比較的安く受ける事ができます(32400円-6000円=26400円)。

それでもまだまだ高い予防接種である事は事実ですが、重篤な症状になると命に危険が及ぶ事もあるので、大切な命を守るためにもワクチンは受けておいた方が良いのは事実として受け止めなくてはなりません。