熱中症による頭痛に効く薬は!
暑い時期に熱中症になるという事を理解していても、ほとんどの方が「自分は大丈夫だろう」と考えて、予防も全くしないまま活動をしていたりするものです。
ですが熱中症というのはそんなに甘いものではありません。
気づかぬ内に徐々に体力を奪っていき、激しい頭痛などの症状を伴って現れるのです。
ところで熱中症の頭痛に効く薬はあるのでしょうか?
気になるこの疑問にわかりやすくお答えしています。
熱中症の頭痛を経験した事がありますか?
熱中症の経験がある方ならどなたでも感じたはずの『頭痛』。
「それほど痛くはなかったけれど頭痛は感じた」と答える人もいれば、「激しい頭痛だった」という方もいらっしゃいます。
この差は何かというと、熱中症の重症度が違うから頭痛の症状の出方も違ってきているのです。
ちなみに頭痛を感じるという事は、すでに中度の熱中症であると考えられます。
熱中症の頭痛は普通の頭痛とは違う
気になるのは熱中症による頭痛と普通の頭痛との違いです。
普通の頭痛は酸素などが脳に回らないための、一時的な酸欠状態になる事で起こると言われています。
ところが熱中症の頭痛の症状というのは、単なる酸欠が起こったから痛みが出たという事ではありません。
実は熱中症の頭痛は酸欠の他に栄養がいかないなど様々な理由で起こるのです。
そのため重症になると動く事ができなくなるため、多臓器不全を起こして死に至る恐ろしい症状なのです。
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熱中症の頭痛に薬は効く?
熱中症による頭痛はとても激しくて、動く事すらままならなくなる事が非常に多いです。
また、熱中症だとは思わずに頭痛薬を飲んで改善を試みる方もとても多いのです。
ですが熱中症の頭痛は頭痛薬を飲んでも改善はしてくれません。
なぜならば、熱中症による頭痛というのは水分が失われ、血液濃度が高くなり脳や身体に栄養がいかないために起こるからです。
脳が体温を下げようと必死に発汗し続けているために起こる症状なので、普通の頭痛の薬を飲んでも全く効果を感じられないというわけです。
熱中症に効く薬とはいったいなに?
では熱中症による頭痛などの辛い症状をどのように改善したらいいのでしょうか?
もしも効く薬があったら、その薬をいつでも用意しておく事ができるはずですよね。
そう考える気持ちもわかるのですが、実際には熱中症による頭痛に効く薬は存在してはいません。
もしも存在しているとすれば、それは水分やミネラル。
そして体温を下げるというものしかないのです。
つまり、熱中症に効く薬は
- 身体を冷やす
- 水分を補給する
- 塩分やミネラルを補給する
という行動そのものであると言えるわけです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
熱中症による激しい頭痛などの症状に効く薬は存在していないという事がわかりました。
ただし、薬はありませんけれども室温を下げたり、涼しいところへ移動して休んだり、スポーツドリンクなどを少しずつ補給して、失われてしまった水分やミネラルを補給する事で改善できます。
販売している薬はありませんが、行動を起こす事で身を守る事ができる症状なので、慌てずにとにかく身体を冷やしてスポーツドリンクを飲むようにして身を守りましょう。