とびひに効く市販薬は虫さされにも効く!?
とびひの治し方は清潔にして薬を塗るというのが一般的ですが、簡単そうに見えてもそんなに簡単に治せるものでもないというイメージが強いですよね。
しかもとびひは伝染性の病気なので、できるだけ早く治療をする事が望ましいという事になるのです。
ところでとびひにならないようにするために、色々と工夫をしている方も多いと思うのですが、今回はとびひの薬の他への使い道についてお話をしたいと思います。
とびひの市販薬の他の使い道
とびひに効く市販薬はそんなにたくさんあるわけではありませんし、量だってそれほど多く入っているという事でもありません。
それでもとびひが治ってしまえば御用済みですから、その薬をとっておいても仕方がないという考え方をする方も多いはずですよね。
確かにそれはあるかもしれませんよね?
例えば薬をとっておいたあとで、「この薬なんの薬だったっけ?」というような事です。
だったらその市販薬を使える時期に使ってしまいたいと思うものです。
そこで特に多い夏の時期にとびひに効く薬を使いきってしまうために、虫さされなどへの流用ができるのかどうかを調べてみました。
とびひに効く市販薬は虫さされに流用できるのか?
まさに夏の時期にピッタリな虫さされに流用できるのかを調べてみる事にしたのでご覧ください。
各薬ごとに説明をしているので気になる市販薬の別の用途についてをご覧になり、納得の上でお使いになるといいのではないでしょうか。
ドルマイシン軟膏(ゼリア新薬)
ドルマイシン軟膏はとびひに効く市販薬として人気が高いお薬で、怪我や化膿予防そして治療などを行う事ができる軟膏です。
抗生物質を2種類配合されて作られている抗菌作用の高い軟膏となっており、傷口から細菌が侵入して化膿したりしないようにできます。
効能・効果
外傷、やけどの化膿予防と治療。
細菌への単独感染や混合感染による皮膚疾患、化膿症、伝染性皮膚炎、皮膚潰瘍などに効果を発揮します。
とありますので、虫さされにはあまり効果がないと言えるのではないでしょうか?
むしろ虫さされの場合よりも他の怪我の治療薬として使った方がいいかもしれません。
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クロマイ-P軟膏(第一三共ヘルスケア)
クロマイ-P軟膏は二種類の抗生物質を配合した軟膏で、化膿した患部に塗る事で炎症や化膿を鎮めて治療をする事ができる軟膏です。
一般的にはとびひに効くと言われている軟膏で、とびひのようなぐじゅぐじゅとした感じの皮膚炎の治療をしてくれるというお薬なのです。
効能・効果
化膿を伴う湿疹、皮膚炎、あせも、かぶれ、しもやけ、虫さされ、蕁麻疹、とびひ、めんちょう、毛のう炎などに効果を発揮してくれます。
という事はとびひだけではなくて湿疹など皮膚の異常のほとんどに効果があり、さらに虫さされなどにも効果があるので虫さされに使いたいのならクロマイ-P軟膏はオススメです。
イソジン軟膏(明治)
イソジン軟膏というとうがい薬というイメージが強いかもしれませんが、傷ややけどの殺菌・消毒に効果があると言われている薬ですよね。
ヨードが入っていて殺菌作用があるので、細菌やウィルスが原因の皮膚病や皮膚炎に効果を発揮してくれます。
効能・効果
切り傷、刺し傷、すりむき傷、靴ずれ、やけどといった主に怪我に対して効果を発揮してくれる市販薬だと言えるのではないでしょうか。
製品の効能や効果にはとびひという項目はありませんが、殺菌作用があるという事でおそらくとびひに使う方が多いのかもしれませんね。
ですが痒みを改善するなどの効果はありませんので、虫さされには効果が無いといえるかもしれませんし、とびひへの効果もあまり期待ができないかもしれません。
あとがき
いかがでしたか?
とびひの薬だと思っていた軟膏の虫さされへの効果や効能についてがわかっていただけたのではないでしょうか。
ここでわかったのはとびひの薬は化膿を伴う皮膚炎に効果を発揮してくれるものであり、あまり虫さされには効果が無いという事です。
ただしクロマイ-P軟膏に関しては虫さされにも効果を発揮してくれるので、市販薬を買うとしたらクロマイ-P軟膏が一番かもしれませんね。