接種券が届いたのに新型コロナに罹った!ワクチン何カ月後に打つ?
接種券が届いた時に、新型コロナに罹ったからワクチンは打たなくても大丈夫と思っている人はいませんか。実はコロナに罹ったとしてもワクチンは感覚をあけて打たなくてはいけないのです。
インフルエンザやSARSと同じ様に、新型コロナは日々流行する型が変わり、ワクチンや飲み薬の形式もそれによって変わってきます。もし新型コロナに罹患した場合、ワクチンはいつ接種すればよいのでしょうか。
新型コロナに罹った場合は、罹った3~4カ月後が接種月
厚生労働省によりますと、感染し隔離期間が終わった直後でなく、陽性が認められてから3か月半後がワクチン接種のタイミングになります。
何故3カ月半開けるかというのには理由があります。
- 自然感染ではワクチンに比べて免疫が付きにくい
- 病状の重症度で免疫反応が異なる
- どの時期に罹患したのか(どの株のウィルスに罹患した)かによって免疫が変わる
- 軽症者は再感染しやすい
- 変異株に弱い
- 回復直後にワクチンを打つと重症化する人も居る
米国CDCは、過去に抗体製剤の投与をうけた人は接種延期の必要はないとしていますので、一概には言えません。
高齢者など複数の持病をお抱えの方は、かかりつけ医に接種前にご相談されることをお勧めします。
ワクチン接種で再感染を防止できる可能性も
感染者がワクチンを3か月後に打つのはメリットがあります。再感染を防ぐことです。
まん防が’22年3月末に解除になりましたが、3月18日には早くもオミクロン株の変異株BA2が鹿児島で発覚しました。オミクロンは今まで感染したことがなかった人でも感染した株で、BA2はその中でもさらに感染率が高いとされています。
英国の医学誌・N Engl J Med電子版では、再感染率がワクチン未接種者と比べると9割以上減少し、再接種後の免疫は半年継続することは発表されました。
日本国内ではさらにワクチンブースター接種で、副作用を減らす研究が進められていますが、なによりも気を付けたいのがワクチン接種前後の生活態度です。
生活を改めワクチン接種に臨むことが、健康とコロナ収束にむけての近道ではないでしょうか。