大人の人たちが風疹になる率が高いって本当? 風疹ってどんな病気なの?

風疹と言えば、子供さんがなるイメージが強いですが、実際にはそうでなくて、大人の人たちもなるということをご存じでしたでしょうか。

子供さんの風疹の場合、比較的症状も軽く、3~4日で治る ケースが多いですが、大人の人たちの場合重症化するケースも少なくありません。更に、妊娠している人たちなどは、より風疹に注意しなければならないと言います。

予防のために、予防接種を受けることも意識したいものです。

風疹とは……正しい理解をする

風疹という名前は頻繁に聞くものの、それ程多くの人たちが同時に風疹になるということでもありませんので、 風疹自体どのような病気なのか知らないという人たちも大勢います。

風疹の症状について

風疹の症状は、38℃程度の発熱があり、目の充血や、のどのはれと痛みといった風邪の症状に似ているとも言えます。

しかし、風疹では、 小さな赤い発疹が、顔、体、手足など全身に出来ます。ただし、はしかのように発疹がそれ以上大きくなるということもありません。 かゆいという感じもありません。更に風疹の症状では、耳のうしろのリンパ節がはれて痛む点も特徴があります。

注意したい大人の風疹

基本、風疹は3~4日で症状が収まるゆえ、 3日はしかという言い方もされています。子供さんの風疹の症状は軽いと言われていますが、稀なケースでは、 脳炎や血小板減少紫斑症など合併症がおこることもあります。

しかし、大人の人たちが風疹になれば、 発熱や発疹期間が長くかかり、 関節痛がひどくなり、子供さんと比較をして、症状が重いケースが多いです。

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風疹の本来の原因って何……

風疹になってしまう原因は、ウイルスへの感染によって起こります。潜伏期間は2~3週間であり、一度風疹ウイルスに感染すると免疫ができるため、多くの人は生涯かかることはない と言われています。

風疹は本来それ程心配する必要もない?

実際に、風疹は、感染する力は弱いと言われています。 しかし、感染しても明らかな症状が出ることなく免疫ができてしまう人もいて、知らないうちに誰かにうつしてしまうことがありますので注意が必要です。風疹は、くしゃみや会話のしぶきなどから感染します。

20~40代の成人は要注意

風疹は、患者の8割以上が20代~40代、特に男性を中心に広がっているという事実をご存じでしょうか。

風疹には、風疹でワクチンが大事なのですが、風疹ワクチンの接種制度が変わったことより、接種が行われなかったり接種率が下がったした世代があり、それが原因となり、風疹率が高いと言われているのが20代~40代なのです。

昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性の場合、中学生のときに学校で集団接種が行われていましたが、対象は女子だけだったという事情より、風疹にはかなり注意が必要と言われています。

更に昭和54年4月2日から昭和62年10月1日生まれの人は男女とも注意が必要です。その期間、学校での集団接種ではなく個別に医療機関に出向き受けていたためです。

昭和62年10月2日から平成2年4月1日生まれの人たちは、段々と、接種というモチベーションは高まって来たものの、受けていない人もおり、1回の接種だけで、抗体が不十分な人たちも多くいると言われています。

いかがでしょうか。風疹に対して、より注意をしなければならない理由は、風疹に対する特効薬はまだないことです。案外風疹は軽視出来ないものなのです。 妊婦さんなどもより注意をしてください。