2017年のインフルエンザと風邪の違いは?自己診断できる?

インフルエンザ

2017年もインフルエンザが大流行しています。
インフルエンザの特徴は高熱や関節痛ですが、2017年はそういった症状が出ないタイプのインフルエンザもあります。
風邪と症状が似ているインフルエンザを自分で見分けることはできるのでしょうか?

インフルエンザの型による症状の違い

一重にインフルエンザと言っても型によって症状が異なります。
これを季節性インフルエンザと言い、流行するたびに変異して発生するのが特徴です。

A型インフルエンザ
代表的なインフルエンザで高熱・関節痛・悪寒が顕著に現れます。
非常に多くの変異種が存在しており、感染力が非常に高く爆発的に流行するタイプのインフルエンザです。
唯一人以外にも感染するタイプで有名な「鳥インフルエンザ」もこのA型になります。
流行するのは12月~1月で最初に流行するインフルエンザです。

B型インフルエンザ
高熱が出にくく「インフルエンザにかかっている」という自覚が非常に薄いタイプです。
A型のように変異することが少なく、感染力も低いですが存在を気づかれないためウィルスが残留しやすくそれによって感染が広がります。
感染力が低いとは言えA型に次いで感染しやすいタイプなので油断してはいけません。
流行時期は2月~3月が多く、A型が落ち着いてきた頃に感染が増えます。

C型インフルエンザ
A型とB型が季節性インフルエンザなのに対し、C型は通年性のインフルエンザです。
変異することが無いため免疫があれば感染せず、C型インフルエンザの患者の多くは免疫のない5歳以下の子供です。
感染力は弱く、症状も風邪程度で極軽い事も多いので気づかないまま完治していることも多いタイプのインフルエンザです。
1年中感染する可能性がありますが、あまり話題にでることはありません。

このように型によって出る症状は異なり、インフルエンザにかかっているかどうかは検査をしてはじめてはっきりとわかります。
2017年に流行しているインフルエンザも同様で自己診断はなかなか難しい部分があります。
ではインフルエンザを疑う場合、どのようにしていればいいのでしょうか?

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インフルエンザかも?と思ったら…

高熱や関節痛があったり、倦怠感や風邪のような症状が長く続く場合はインフルエンザの可能性があります。
病院に行くのが一番ですが時間がなかなか取れず、行けるようになるまでの応急的な処置が必要な場合もあると思います。
そんなときは感染を広めないことと、体力を落とさないように注意をしましょう。

インフルエンザの可能性があるならまずはマスク
インフルエンザはいずれの型もマスクをしてくしゃみや咳による感染を予防することが重要です。
人混みに行くときはもちろん、家の中でもマスクをして家族に感染させてしまわないようにしましょう。
また、マスクには喉と鼻の粘膜を保湿して守る役目もあるので、完治するまではつねにマスクをしておくと良いです。

栄養と水分を可能な限り摂取する
吐き気や食欲の減退がある場合でも水分はしっかりと補給し、脱水症状にならないように気をつけましょう。
お茶や水ではなく、経口補水液やスポーツドリンクのように塩分・糖分を一緒に摂取できて吸収されやすいもので水分を得ることが望ましいです。
下痢の症状がある場合も体内の水分が急速に失われてしまうので、あまりにも酷い場合は早急に病院に行きましょう。

解熱剤が効かない場合はすぐに病院へ
インフルエンザの特徴として市販の解熱剤が効きにくいというものがあります。
必ずしも当てはまるわけではありませんが、高熱が続いて薬も効かない場合は脳にダメージが残ってしまう可能性があります。
39度を超える高熱が1日以上続く場合は無理にでも時間を作って必ず病院に行くようにしましょう。

「風邪よりも症状が思い」「不調が長引く」などという場合はインフルエンザの可能性があります。
前述したものはあくまでも病院に行くまでのつなぎですので、時間を作れるようになったら必ず病院に行ってください。
症状が軽くなっていてもインフルエンザウィルスが体に残留していることが多いので、薬を飲まないと完治するまでには非常に長く時間がかかります。