あせも(汗疹)の薬は子供には何が良い?リンデロン?キンダベート?

 

泣いている赤ちゃん

暑い季節、とにかく汗を大量にかいてしまう子供の多くは「あせも」が出てしまうため、コントロールをするのがとても大変ですよね。

お母さんにとっては子供に掻くな!と言っても、無意識の内に掻いてしまうために症状がひどくなってしまう事もしばしばなのではないでしょうか。

ところであせもの薬には色々な種類がありますが、中にはかなり強い効き目のお薬もありますよね?

今回はその中でもリンデロンというお薬とキンダベートというお薬についてお話しましょう。

リンデロンとキンダベートとは?

リンデロンというあせもの薬とキンダベートというあせもの薬の最大の特徴は、2つともステロイドを配合しているという事です。

ステロイドというのはどういうものなのかご存知の方も多いかと思いますが、聞いた事はあるけれどあまり詳しくは知らないという方もいると思うので、まずはステロイドについてを説明いたします。

 

ステロイドとはどういうもの?

ステロイドというのは私たち人間の体内で作られるホルモンの一種で、体内に起こっている炎症を抑えるという働きをもっているホルモンです。

この免疫作用が少なくなってしまう事によって、さまざまな病気や症状が起こっているため、ステロイドを使う事によって症状を抑える事ができるのです。

外用薬としてステロイドを配合した薬を処方してもらえる事もありますし、飲み薬としてステロイドを処方される事もあります。

とても良い薬のように感じるのですが、ステロイドを使い続けると副作用が出てくる事もあるので、処方されてもあまり素直に喜べないという側面も持っています。

 

リンデロンとはどんな薬?

リンデロンはステロイドを配合している塗り薬で、病院などで処方してもらう事ができます。

ステロイドの配合率は高く、炎症が原因の腫れや赤みなどを抑えてくれる働きがあり、痒みや炎症による痛みなどを和らげてくれます。

あせもの中でもかきむしってしまいバイキンなどが入ってしまった場合などの時の、炎症を鎮めるために処方される事が多いようです。

 

キンダベートとはどんな薬?

キンダベートという軟膏は病院で処方してもらえる炎症性の皮膚の疾患などの治療薬として処方される薬です。

ステロイドの配合率はそれほど高くはありませんが、使える範囲がとても広範囲なので重宝されているのではないでしょうか。

脇の下や顔面はもちろんですが陰部などにも使う事ができるので、お尻のあせもにも安心して使う事ができると言えるでしょう。

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どちらの方が子供には良いのか?

どちらの方が子供のあせもに良いのかという疑問が多いようですが、リンデロンは明らかに子供の皮膚には刺激が強すぎるはずです。

ですが普通に小児科で出されてしまうお薬でもあるようなので、もう一度リンデロンについての説明をご覧になってみてください。

リンデロンのステロイド配合率はとても高いものなので、大人の中にも副作用で苦しむ方がいるくらいなのです。

一方でキンダベートの方は小さな子供さんの皮膚炎などに処方される事が多いのは事実ですので、処方していただくのならやわらかな効果のキンダベートの方がいいでしょう。

 

医師にしっかりと聞いてから処方してもらう事!

いかがでしたか?

あせもでも扱いが悪いと炎症を起こしてしまう事があるという事がわかっていただけたのではないでしょうか。

さらにその治療薬としてステロイド配合の薬を処方していただく事も多いですよね。

その時にリンデロンは子供には強いという事、そしてキンダベートは子供でも比較的安心して使う事ができるという事を頭に入れておくといいですね。

処方をしてもらう時にはしっかりと医師と相談をしてから処方してもらうようにすると、安心してお子さんにも使う事ができますよね。