夏風邪の症状で頭痛がするときの対処法を紹介!

頭痛

暑いから風邪をひかないと考えている方もいるかもしれませんが、それは全く根拠のない事なので信用はしてはいけません。

実は夏にも風邪をひく事があり、恐らくたくさんの方々が夏風邪によって重い症状を経験した事があるはずなのです。

そうなんです!

夏風邪は非常に症状が重く、治りにくい事で知られている伝染性の病気です。

今回は夏風邪による頭痛という症状についてをお話したいと思っています。

頭痛が出る夏風邪とは?

夏風邪で頭痛の症状も出たという方の話も聞きますが、本当に夏風邪のせいで頭痛がするものなのでしょうか?ちょっと疑問です。

まず最初に、夏風邪の中で頭痛が症状に出ると言われている種類は何かというところから調べてみましょう。

夏風邪の中で頭痛を感じる風邪はエンテロウイルスやアデノウイルスが原因だと言われています。

え?本当?と思われるかもしれませんが、実は頭痛という症状は夏風邪のウイルスでは発症しない症状なのだそうです。

ではどうして夏風邪で頭痛で苦しむ方がいるのでしょうか?

それは実はこんなメカニズムが原因だったのです。

 

夏風邪で頭痛が起こるメカニズム

夏風邪に感染すると私たちの身体の免疫システムが活発になり、体内に入ってきたウイルスをやっつけようと活動を開始します。

この時免疫力が高いと比較的早い段階でウイルスを排除する事ができるのですが、夏風邪に感染するという事は免疫力が下がっているという事です。

そのため発熱をする事になり、体内ではウイルスと戦うために血管の拡張・収縮が激しくなっていくのです。

するとその血管の拡張と収縮が原因で頭痛を発症するという事なのです。

つまり夏風邪のウイルスが原因で頭痛が起こるわけではないという事になるのですね。

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夏風邪による頭痛の対処法はどうすればいいのか?

説明したように夏風邪が原因で頭痛が起こっているのではないため、頭痛を改善する事は大変むずかしいという事になるのです。

ですが血管の拡張と縮小のために頭痛が起こるという事がわかれば簡単です。

頭痛が起こっている時に立った状態で頭を下に下げてお辞儀をしてみましょう。

あまりにも頭痛がひどくなってきたら、冷やしてあげる事で頭痛が軽減してくるので頭部や首を冷やしてみてください。

頭を下げた時に痛みが変わらない時には、逆に血管を広げてあげる必要があるので、首や肩などを温めてあげると頭痛が軽減します。

 

薬で夏風邪の頭痛を改善できる?

確かに薬を飲めば頭痛は改善してくるはずなのですが、熱を出して身体からウイルスをやっつけようとしているのですから、頭部の血管を冷やしたり温めたりする事で改善してみましょう。

ウイルスをやっつける反応なので、できれば薬を飲んで解熱をしてしまう事は避けた方がいいのですね。

どうしても改善ができないのであれば、病院に行って頭痛の原因を調べてみる事をおすすめいたします。

もしかしたら本当は別の病気が原因だという可能性があるからで、しっかりと検査をしてみるべきですね。

 

夏風邪の頭痛で要注意なのは

あまりにも頭痛が激しい場合や首を前に倒す事ができないなどの症状がある場合には、髄膜炎や他の病気などを併発している場合があるので、すぐに病院に行きましょう。

ちなみに髄膜炎という病気はは、脳を覆っている髄膜という部分にある髄液にウイルスや細菌などが感染し、炎症を起こしている状態です。

細菌性の場合は、治療ができたとしても約20%~30%に後遺症が残る可能性があるようですので、頭痛、嘔吐、首の緊張、発熱などがあれば、すぐに病院に行くべきです。

夏風邪は免疫力さえ高めていれば感染しにくいと言われている病気です。

自分でできるだけ防げるようにすれば、快適な生活が送れるようになるので、頑張って免疫力を高める生活習慣を心がけましょう。