頭痛が後頭部に!右側の表面が痛む!原因は?疑われる病気とは?

頭痛

たまにですがいつもとは違う感覚を味わう事ってありますよね。

その感覚が良い方の感覚だったらいいのですが、痛みとなると全く喜ばしい事ではありません。

今回は後頭部の頭痛で、しかも右側の表面だけが痛いという頭痛の原因や、どうすればいいのかなどについてをお話ししたいと思います。

後頭部に変わった痛みを感じる事ってある?

私たちの身体にはたくさんの神経が通っていて、身体に何かが起こった時に素早く反応ができるようにできています。

例えば緊張したり自分の身に危険が及んでいると察知した時、人間の身体では全神経が足に向かうようにできていると言われています。

どうしてかというと、危険から自分を遠ざけるために逃げようとするからで、全神経が走って逃げるために備えるわけです。

そうすると血液が足に集まっていくので体温が下がると言われているのですが、それが証拠に人間は恐怖や不安に駆られると、頭部の血の気が引いていきますよね。

こんな感じで人間の神経というのは命を守るために働くようにできているのです。

 

頭痛と神経の関係について

皆さんもご存知のように頭痛の原因の多くは、血管が収縮したり拡張したりする事によって起こると言われています。

これも実は神経が関係しているわけですが、中には後頭部や頭全体の表面部分の痛みとして出てくる事もあるのだそうです。

例えば頭のある部分にだけ「ピリピリ」とした痛みが走ったりした経験はありませんか?

あの痛みが神経が関係している痛みなのです。

つまり後頭部であろうが右側だけであろうが、頭部の表面に痛みを感じる頭痛の原因の多くは、神経が原因で起こるのだという事になるのです。

 

考えられるのは「頭皮神経痛」

頭皮神経痛というのはどのような病気なのかというと、正式名は『後頭神経痛(こうとうしんけいつう)』といい、発症するとかなりの痛みを感じると言われている神経痛の一種です。

後頭部に近い表面に電気が走ったようなピリピリとした痛みを感じる症状がでる病気です。

痛みを感じる場所は頭全体ではなく、右、もしくは左の後頭部に限って症状があらわれてきます。

後頭部の左右のどちらかの耳に近い場所で起こる後頭神経痛の事を「大耳介神経痛」と言い、そこの部分よりちょっと後頭部よりの部分の神経痛の事を「小後頭神経痛」といいます。

そして後頭部の真後ろより若干左、または右にずれた部分の神経痛の事を「大後頭神経痛」と言うのです。

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後頭神経痛の痛みの感じ方は独特です

まず、後頭神経痛の痛みはピリピリとした痛みや、ミミズがはっているようなムズムズとした痛みを感じる事が多いようです。

最初の間は痒いという感覚があると訴える方も多いようですが、少しずつその痛みは強く間隔をあけて起こるようになると言われています。

一度痛みが起こると毎日その痛みが続く事が多くなり、ひどい時には数週間も痛みが継続する事があり、痛みに耐えかねて病院に行くケースも多いようですね。

他には痛みが感じない時には「しびれ」を感じる事が多く、何かしらの違和感を後頭部の表面に感じている事が多いようです。

 

脳の病気ではないかを判断するには?

頭痛が伴う命の危険の可能性がある病気の場合だと、頭痛の他にも吐き気やめまいなどがつきものです。

ですが後頭神経痛の場合にはめまいや吐き気といった他の症状はありません。

これが脳梗塞やくも膜下出血との区別の仕方だと言えるかもしれませんので、しっかりと自分の感じる症状についてを見極める必要があるでしょう。

ところで後頭神経痛の痛みは人によっては我慢ができないほどの痛みになる事があるようですが、治療法は無いのでしょうか?あったら知りたいですよね。

 

後頭神経痛の治療はできる?できない?

後頭神経痛の痛みは一時的なものであることが多く、原因としては疲れの蓄積や肩こりなどが原因だと言われています。

つまり肩こりや疲れを改善する事ができれば後頭部の痛みも改善していくという事になるので、まずは蓄積している疲れをほぐしてあげるといいでしょう。

鎮痛剤などを飲む事もいいのかもしれませんが、バランスの良い食事をしてビタミンやミネラルをたっぷりと補給する事によって、痛みを軽減する事ができるのは事実です。

もちろん頭痛外来などへ行って受診して、治療薬やビタミンなどを補給するための薬や点滴などを受けてみるのもいいでしょう。

放置しておくと痛みは激しくなっていくのがこの後頭神経痛ですので、できるだけ早く改善するためにも自分なりの努力が必要かもしれませんね。