おたふく風邪に大人が感染!?予防接種済みでも感染することってあるの?
おたふく風邪は予防をしておけば万全だと思っている方も多いのではないでしょうか。
昔日本人の多くはおたふく風邪に感染する事は特に悪い事ではなく、一度抗体ができれば二度と感染する事がないので特に心配しない人が多いようでした。
ですが最近ではおたふく風邪に感染すると、確率は低いですが難聴や脳炎などの合併症を引き起こす可能性があるという事もあって、予防接種をする人が増えてきているのは事実です。
ところで皆さんはおたふく風邪は予防接種を受けていれば大丈夫だと思っていませんか?
実は予防接種済みであっても油断をする事はできないのです! 今回はそのお話をしていきます。
おたふく風邪に大人が感染したときの症状を説明している動画を発見したので、載せておきます!
おたふく風邪の予防接種済みの信頼性について
予防接種を受けると体内にはそのウイルスに対しての抗体ができるもので、一度予防接種を受けるだけで多くの方は感染しにくくなると考えられています。
もちろんそれは否定しませんが、予防接種済みであっても感染する事はありますし、抗体ができたとしても予防接種をしてできた抗体にも若干の問題が出てくるものなのです。
もちろんおたふく風邪は自然感染をした場合には強い抗体ができるので、万が一おたふく風邪のウイルスに感染したとしても、発症する事はないと言われています。
ですが、予防接種によってできた抗体というのは完全ではなく、年数とともに少しずつ減ってきてしまうものなので、抗体が弱くなってきたときに感染者と接触すると感染してしまう事があるのです。
その理由をお話ししましょう。
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予防接種済みの人が感染する理由
予防接種のワクチンの中にはおたふく風邪の弱い菌が入っていて、それが体内に入る事で疑似的にウイルスに感染したようになり、病原菌に対しての抗体を作るように仕向けるものです。
ワクチンでできた抗体は完璧ではなく、8年後には抗体が減少していくと言われているのですが、実は予防接種済みの大人がおたふく風邪に感染する理由はここにあるのです。
一度ワクチンで抗体ができたとしても、8年後からは減少していってしまいますので、結婚をして子供が生まれて成長して感染する頃にはとても少なくなってしまっているのです。
これが原因で予防接種済みの大人がおたふく風邪に感染するわけです。
おたふく風邪の予防接種は2回接種が望ましい
こうした事からおたふく風邪の予防接種は2回行うのが望ましいという事になるわけです。
世界中の先進国はほとんどがおたふく風邪の予防接種は2回受けるようになっていて、2回の予防接種を受ける事によって自然感染をしたときと同じ程度の抗体をつくる事ができるとされています。
なので子供の頃に1度しかおたふく風邪の予防接種を受けた事がない場合には、子供が感染したと同時に感染する可能性があるので、抗体検査をして必要なら予防接種をもう一度受けるようにするといいでしょう。