おたふく風邪の感染力は大人・子供それぞれどれくらい?マスクは効果ある?

おたふく風邪

世界中で根絶を目指している国が多いおたふく風邪ですが、日本ではまだまだ予防接種を受けずに済まそうとしている人がたくさんいると言います。

おたふく風邪は子供の頃に一度感染してしまえば後は一生感染しないという特徴を持っているため、予防接種をしなくてもいいかな? と思ってしまう方もいらっしゃるようです。

ですがもしも最悪「難聴」の合併症になってしまったら、二度と治療をする事ができない障害を持ってしまうため、必ず予防接種をしておいた方がいいと言われているのです。

おたふく風邪について説明している動画を発見しましたので、載せておきます!

おたふく風邪の感染力は大人と子供では違う?

すごく難しい問題ですが、一般的には大人よりも子供の方が抵抗力が少ないので感染しやすい、だから子供の方が感染力が強いはずだと思っているはずです。

確かに子供は大人よりも長く生きていないので抵抗力が少ないと言えますが、子供が感染する病気に関しては大人と子供に感染力の差はありません。

なんで?と思われるかもしれませんが、ウイルスに感染する事と発症して症状がひどくなる、という事は言えない事も多いからで、感染しても必ずしも発症して重症化するとは言えないものなのです。

 

感染と発症の違いはどんなものなのか?

簡単に説明すると、保菌者っていますよね?

保菌者はその病気のウイルスを持っているのに発症はしていないという意味です。

例えばC型肝炎に感染している人がいたとしても、発症していなければふつうの状態と変わらないわけです。

でもウイルスは持っているため、血液感染をしてしまうので、他人へ感染させないようにしなくてはならない事になるわけです。

これと同じで、ウイルスへの感染と発症の確率というは大人も子供も等しいもののはずですよね。

ではどこが違うのかというと、感染してしまったとしても抗体を持っているから発症はしないわけですね?抗体が無ければ発症するわけです。

大人は子供の頃におたふく風邪を経験している人もいるので、感染していても発症しないというわけであって、決して感染していないという事ではないのだそうです。

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子供は抗体がないので感染すると発症する

一方で子供はどうかというと、生まれてきてこれから色々な病気やけがをして、ウイルスに対して免疫がついて強くなっていくわけです。

当然おたふく風邪に感染したのが初めてで、予防接種をしていなかった場合には、感染から潜伏期間を経て発症するという事になってしまうでしょう。

この事から、大人と子供のどちらに感染力が強く出るのか? という疑問に対しては、どちらに対してもおたふく風邪の感染力は同じであるという事になるのです。

 

感染予防にマスクは効果があるのでしょうか?

おたふく風邪の感染経路は飛沫感染と接触感染ですので、うがいや手洗いは必ずする事は言うまでもないでしょう。

では飛沫感染についてはどうかというと、飛沫感染を防ぐ唯一の方法としてマスクというのがありますよね。

おたふく風邪の感染予防にマスクは効果を発揮するのかについてをお話ししましょう。

マスクは正しい使い方をすれば感染を予防する事ができるものですが、通常はおたふく風邪に感染している人が、自分の持っているウイルスを周囲にばらまかないように着けるものです。

おたふく風邪の場合は自分が感染しているという事に気づける人はいないので、当然ですが感染者本人にマスクをさせるのは不可能だと言えるかもしれません。

ではおたふく風邪になったお子さんがいるご家庭で、「今からマスクだ!」としたところですでに感染してしまっているのはわかりきっている事です。

つまり、おたふく風邪の感染を予防するためにマスクをするというのはほとんどできないと言ってもいいでしょう。

それよりも感染しないためにも予防接種を受けておく事の方が大事だと言えるでしょう。