おたふく風邪の予防接種(ワクチン)にはどんな効果がある?副反応・副作用は?
おたふく風邪の予防接種(ワクチン)を受けるのを、日本の人は嫌がる傾向にあると言われています。
先進国の中では唯一といっていいほど後進国と同じレベルの接種率なのがおたふく風邪の予防接種(ワクチン)です。
どうして日本はおたふく風邪の予防接種(ワクチン)を受ける人が少ないのでしょうか?
その理由は、副作用・副反応を心配しているからだと言われています。
そこで今回はおたふく風邪の予防接種(ワクチン)を受ける事による副反応・副作用についてをお話ししたいと思います。
おたふく風邪の予防接種(ワクチン)の必要性を解説している動画を発見したので、載せておきます!
おたふく風邪の予防接種(ワクチン)の接種率が低い理由
皆さんは、20年以上前におたふく風邪の予防接種(ワクチン)が原因で、耳が聞こえなくなってしまった子供の両親の話を聞いた事があるでしょうか?
無いという方もいると思うので説明いたします。
長男がおたふく風邪の予防接種(ワクチン)を受けた後、副反応・副作用によって聴力を失うという経験をした両親が、下の子供に予防接種(ワクチン)を打つのを嫌がり命を落としたというようなお話しでした。
当時の予防接種(ワクチン)による副反応・副作用の確率は、今とそれほど変わらなかったと言いますが、その話がドラマか映画になった事をきっかけに予防接種(ワクチン)嫌いが始まったと言われています。
おたふく風邪の予防接種(ワクチン)接種後の副反応・副作用
実際に予防接種を受けた人がどのくらいの確率で副反応・副作用が出るのかについてですが、実はそれほど確率は高くはありません。
確かに副反応・副作用が出る事はあるかもしれませんが、強い副反応・副作用が出るという事はあまり多くはないと言われているのです。
つまり心配するような事態になる事は本当に少ない確率なのですが、予防接種よりも感染した事で免疫がついた方がいいと考える人の方が多いのは事実なのです。
では予防接種による副反応・副作用はどのようなものがあるのかを説明しましょう。
- 頬の腫れ(耳下腺の腫れ)
- 中枢神経合併症
- 無菌性髄膜炎
- 脳炎
- 難聴
- ADEM(急性散在性脳脊髄炎の一種)
- 精巣炎
- 睾丸炎
- 卵巣炎
- 膵炎
これは大人が予防接種を受けた時に出てくると言われている副反応・副作用と全く同じで、確率も実はそれほど変わらないと言われています。
問題なのは確率ですが、予防接種を受けた事によって起こる副反応・副作用の確率はとても低く、出たとしてもそれほど強い症状だとは言われていません。
中にはムンプスウイルスによって起こる難聴になる人もいますが、耳が聞こえなくなるなどの強い症状が出るのは稀であるようです。
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自然感染すれば免疫はできるけれど……
予防接種(ワクチン)を受ける事によって副反応・副作用が起こるのを心配して、予防接種を受けるのを拒否してしまった場合どんな危険があるかを説明しましょう。
毎年予防接種を受けずに感染する日本人の数は毎年700人~2300人もいると言われていて、その内の1~2%が入院するほどの合併症を起こしていると言われているのです。
もうわかりますね?この1%~2%の方々が、合併症によって難聴や無菌性髄膜炎や脳炎、精巣炎、卵巣炎、膵炎などにかかっている事になります。
免疫を自然に作るために聴力を失ったり不妊になってしまう事を考えたら、副反応や副作用よりも予防接種を受ける事を優先した方が良いという事になるのです。
家族での感染拡大を防ぐためにも予防接種は必要なのです
いかがでしたか?
自然に感染して免疫をつけた方がいいかもしれませんが、防ぐ事ができた合併症を発症してまで自然に任せる事は無いのではないでしょうか。
家族全体に感染が拡大したら、それこそ二度と家族を増やす事ができなくなる可能性だってあるので、ぜひ2回の接種を受けるようにするべきですね。