ノロウイルスの症状で子供の便の色がおかしい!どうすれば!?
冬の時期に食中毒を体験した方も多いと思いますが、ちょうど秋から翌年の春にかけて流行するのがノロウイルスです。
ノロウイルスは小さな子供からお年寄りまでが感染する食中毒と同じような症状が出るウイルスで、激しい下痢や嘔吐そして発熱などを引き起こす感染症です。
今回は子供がノロウイルスに感染した時の便の色についてのお話をしたいと思います。
ノロウイルスが便の色を変えるって本当?
子供の便の色が変わる病気には命にかかわる重大な病気もあるので、便の色が変わったりするとお母さんとしては恐怖を感じてしまう事もあるでしょう。
ノロウイルスというと食中毒というイメージが強いので、どうしても便の色が変わるという症状が出る事をあまり理解できないという方が多いかもしれませんね。
たまにですがノロウイルスに感染した方の中には、子供に限らず便の色が「白っぽい色になる事がある」という話を聞いた方も多いかもしれません。
病院で医師に聞いてみるとわかると思うのですが、便が白い色になるのはノロウイルスではなくてロタウイルスで、ノロウイルスの場合は白い便ではなく、水のような便になる事が多いです。
もしもノロウイルスだと思っていて便の色が白い色になったとしたら、他の事が原因の症状かもしれませんので説明しておきましょう。
どうして便の色が変わるのか?
便の色が変わるとか白い色になったという場合、一般的に次のような事が原因です。
- コレラに感染している
- 胃薬を飲んでいる
- 胆のうの病気
- 暴飲暴食
- 高脂肪の食生活
- 肝炎の可能性がある
- ロタウイルスに感染している
上記したような原因があると、便の色が白くなってしまう事があると言われています。
どうしてなのかというと、実は便の色というのは胆汁という胆のうが出す分泌液の働きで茶色い色になっているのです。
これが何らかの原因で胆汁がでなくなってしまったり、出にくくなってしまったりすると白い色の便が出るようになるというわけなのです。
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ウイルスなどへの感染が原因で胆汁に影響が!
胆汁が不足すると便の色が白くなってしまうと言われていますが、これはウイルスに感染する事によって、胆のうの働きが悪くなってしまうから!
胆のうに炎症が起こってしまったりすることもあるそうで、その場合には胆汁がうまく分泌できずに便の色が白くなってしまうというわけなのです。
もちろん真っ白になるという事ではありません!
全体的に白っぽい灰色っぽい感じのカッテージチーズに似た感じの見た目になるのです。
他の症状と照らし合わせておかしいと思ったら病院へ!
ノロウイルスに感染すると特徴的な症状が出てきますので、便が白いというだけで慌てないようにしましょう。
「下痢」「嘔吐」「発熱(しない場合も)」「腹痛」などの症状とプラスして白い便が出た場合、ノロウイルスの可能性を疑っていいでしょう。
家族へ感染しないようにするためにも、病院に行ったり、消毒を徹底したりするといいでしょう。
ノロウイルス以外の可能性がある場合
ノロウイルスの特徴が無いのに便の色が白い場合には、他の病気の可能性が疑われます。
特に子供の場合には命にかかわるような病気の可能性が無いとは言えませんので、その場合もすぐに病院に連れていき相談をしてみてください。