2016年のインフルエンザの予防接種(ワクチン)は4価に!効果は?

予防接種

2016年は9月ごろからインフルエンザの患者さんが出てきて、すでに10月の半ばには学級閉鎖をする学校まで出てきてしまうほど流行しています。

今年はBビクトリア型と言われるタイプのインフルエンザで、頻繁に流行しているものではないので抗体を持つ人が少ないないため、感染者が増加すると注意を促しているくらいです。

特にお年寄りや小さなお子さんの場合は重症化しやすいと言われているようなので、予防接種(ワクチン)は早めに受けておいた方がいいかもしれません。

今年の予防接種(ワクチン)は4価になりました

あまり普段耳にしませんが、インフルエンザの予防接種(ワクチン)は一種類のインフルエンザを予防するために作られているのではありません。

通常は何種類かの型を予防する事ができるようになっていて、これまでの予防接種(ワクチン)の場合はA型の2タイプとB型1タイプの3価型のワクチンでした。

ところが、2016年にかけて流行しているインフルエンザの場合は、A型を2タイプとB型を2タイプ(山形系とビクトリア系)の4価タイプになったのです。

4価タイプの予防接種(ワクチン)になる事によって、より多くのタイプのインフルエンザの予防をする事ができるという事になるわけですね。

 

3価から4価になったら何が変わるのか?

当然ですがB型が1種類増えた事によって、今年のように抗体が少ない人に抗体をもたらす事ができるというのがあります。

『2016年のインフルエンザの予防接種(ワクチン)の時期はいつ?』でもご紹介したように、予防接種(ワクチン)の効果は5か月持続すると言われています。

実はインフルエンザというのは1回感染したらその年はもうかからないという事はありません。

たまにですが冬の初めころに一度感染したはずなのに、翌年の春にもう一度感染するという事が起こったりした事はありませんか?

それはA型が流行した冬の初めごろに感染し、春先に流行とは関係なく感染する事があるB型に感染したからです。

このように4価になる事によって、何度もインフルエンザに感染する事を防ぐ事や、感染しても重症化しなくて済むようにする事ができるのです。

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価格も当然ですが高くなります!

もう一つの違いはやはり『価格』ではないでしょうか。

2016年に流行すると言われているインフルエンザは、とても感染力が強い事で知られています。

そのため予防接種(ワクチン)を受けて重症化しないようにすることは非常に重要な事ですが、3価から4価になる事によってワクチンの価格が当然上がります。

ご存知の事と思いますが、インフルエンザの予防接種(ワクチン)は保険適応外なので家計に負担をかける事は言うまでもありません。

病院によって多少の差はあるかもしれませんが、2016年にかけて流行するインフルエンザ用のワクチンの費用は9000円前後であると考えていいでしょう。

詳しい費用についてはお近くの病院で聞いてから受けるといいですね。

 

2016年のインフルエンザの予防接種(ワクチン)の効果

  • 感染による症状の重症化を防ぐ働きがある
  • 感染リスクを34%~54%ほど抑える
  • 死亡リスクを減らす事ができる(約82%)
  • 毎年受けると予防効果が上がる

となっていて、副反応や副作用といったものを差し引いても十分に効果はあると言ってもいいかもしれません。

ただし、やはり健康な成人の場合は効果をはっきりと実感できず、「お金と時間の無駄」だと感じてしまうかもしれません。

ですが、感染しているのを知らずに他の方や家族へ感染させてしまう可能性がある以上は、社会人として、お父さんお母さんとして、予防接種を受ける事を考えてもいいかもしれませんね。