熱中症で吐き気がする時の処置は?

頭痛

熱中症は進行します。中度以上になってくると吐き気などの症状が出てきてしまい、思うように動けなくなってしまう事もあります。

そのため家族の助けが必要になる事だってあります。

そうならないようにするためには、吐き気を感じたらすぐに自分でもできる処置を行なう事をお勧めいたします。

今回は中度の熱中症にかかってしまった場合の吐き気が起こった時の処置についてをお話していきましょう。

熱中症による吐き気が起こる原因

熱中症を発症した方は経験があるのでわかると思うのですが、熱中症になった日の事をよく思い出してみてください。

恐らくとても暑くて汗をたくさんかいた日だったと思うのですがいかがでしょうか?

熱中症は暑くて汗をたくさんかいた日や、蒸し暑くて湿度が高い日などに多く発症します。

そして熱中症の初期の段階では、ほとんど「ちょっと体調が悪いのかな?」くらいにしか思わないため、吐き気などの症状が出る中度に進行してしまうのです。

 

吐き気はこうして起こる

熱中症になるとなぜ吐き気がするのかというと、熱中症になると体内では脱水が起こっているため、血液中の水分が外に出てしまうため(汗で)、血液がドロドロの状態になってしまいます。

すると血液の中の栄養や酸素などが、臓器に行き渡らなくなってしまうわけです。

水分がたくさんあってサラサラの血液ならば細い血管にも行き渡りますが、粘度が高いとそれができません。

そうなってしまうと内蔵が思うような働きができなくなってしまいます。

そのため身体がおかしな反応をするようになってしまうのです。

その代表的なのが吐き気なのです。

 

吐き気を改善するためには?

吐き気を改善するためには、水分補給などの処置を行なう必要があります。

ただしただ単に水分補給をすればいいのかとうとそうではなく、水分と一緒にミネラルや塩なども摂らなくてはなりません。

その理由は暑くて汗をたくさん出しているからです。

汗と一緒に塩やミネラルなどが外に排出されてしまっているので、最も重要な処置は水分を補給してあげるという事になるのです。

ちなみに水分を補給した後でも構わないので、熱中症専用の飴などを舐めてみるといいですね。

 

まずは暑い部屋を何とかしましょう

いかがでしたか?

今回は中度の熱中症の吐き気の症状が出た時の、処置の仕方についてをお話してみました。

この状態を放置していると、どんどん症状は進行して重度になってしまいます。

そうならないためにも水分補給や塩分などのミネラルの補給をし、適切な処置を行わなくてはなりません。

そして何よりも先にやらなくてはならない処置は、室内の温度を下げるという事と、エアコンがある場合にはエアコンを使う事をおすすめいたします。

体温を下げるためには冷却材などを使って簡単に身体を冷やしてあげる事もできます。

その時に注意したいのは『首の後ろ』『両脇の下』『内ももの付け根』などに冷却材を当てるといいですよ!

大きな血管があるので素早く体温を下げる事ができるので、こちらの処置も覚えておくといいですよね。