ロタウイルスに感染した赤ちゃんはどうやって看病すればいいの?うんちの処理は?

ロタウイルスに赤ちゃんが感染した時、お母さんとしては早く良くなって欲しいと思うものですよね。

ところでロタウイルスに家族の誰かが感染した時、しっかりとした対応をしないと家族中に感染が広がってしまうかもしれません。

そうならないようにするためにも、看病をどうするか? 赤ちゃんのうんちはどう処理すべきかを考えてみましょう。

赤ちゃんをしっかり看護!その方法は?

通常はロタウイルスの予防接種を生後6か月から接種できるのですが、予防接種を受けていれば感染を免れるもしくは感染しても軽度で済むと言われています。

ですがまだ受けていない時期に初めての感染をすると、どうしても症状が重くなってしまいますので、予防接種を受ける前に感染した場合は次の事に気を付けて看病をします。

 

①激しい下痢や嘔吐による脱水症状を防ぐ

まず必要なのは、ロタウイルス特有の症状による脱水症状を予防する事です。

お母さんとしては赤ちゃんが激しく吐き出すのを見て、パニックになってしまう事も多いかもしれません。

赤ちゃんもすべて吐き出してしまうのですから、喉が渇きお腹も空くので再び飲み物やミルクを欲しがるのが普通です。

でも、嘔吐が続いている時は一度に大量に水分やミルクを飲むと、再び10分もしないうちに激しく噴出してしまう事もあるものなのです。

すると当然焦ってしまいますが、水分を与える時は少しずつ与えるようにしてください!

詳しくは『ロタウイルスに感染すると白い色の便が出る!?臭いはどんな感じ?』をご覧ください。

 

②お風呂には入れてあげましょう

熱がない場合であれば、お風呂に入れて肌をキレイにするのは良い事です。

ただし、ロタウイルスの場合は湯船を使わずにシャワーを使うようにしてあげると、ほかの家族に感染する事がないのでおすすめです。

何も具合が悪いのにお風呂に入れなくてもいいのでは? と思うかもしれませんが、ロタウイルスは完全に回復するまでに2週間はかかります。

その間清潔にしておかないと肌の病気になったり、上手に代謝が行われなくなったりするので、清潔にしてあげる事はとても重要です。

赤ちゃんは体が清潔で気持ちがいいと、体調が悪くてもぐっすりと眠って体力を回復することができるので、長湯をしないように肌を清潔にしてあげましょう。

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③おむつはこまめに交換してあげましょう

激しい下痢を繰り返すのがロタウイルスなので、いつうんちをしてもいいように常におむつのチェックを怠らないようにしましょう。

下痢をしているうんちの場合は酸性でお尻の肌を傷めてしまうことがありますので、丁寧にうんちをふき取ってあげてください。

そのたびに洗う必要はありませんが、お尻の肌荒れを防ぐためにもできるだけ柔らかいタイプのおしりふきなどを用意するといいかもしれません。

 

看病の要!うんちの処理について

ロタウイルスで何が怖いのかというと、強い感染力のために家族全員にウイルスが感染してしまう事ではないでしょうか。

特に赤ちゃんの場合はお母さんの手にロタウイルスが付着する事が考えられるので、十分に注意して看病をしてあげるようにしましょう。

まずおむつの処理ですが、ドラックストアなどで医療用のおむつ専用ビニール袋が販売されていますので、それを使っておむつを処理します。

匂いやウイルスが出ないようにするためにも、その袋に入れたおむつをさらに厚手のビニールなどに入れて密閉します。

問題なのはお母さんの手です! ロタウイルスは非常に小さなウイルスなので、肌の間や爪などに大量に付着することが予想されます。

その状態で家族のご飯を作るのはいけませんので、薬用せっけんでしっかりと洗浄した後で、アルコール消毒などを使って丁寧に消毒します。

爪をあらかじめ切ってとか手袋をはめてうんちの世話をするという事も必要です。

家族の健康を守るのは結局はお母さんですので、赤ちゃんの事もしっかりと看病しつつ、家族への感染拡大を防げるようにしてくださいね。